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【材料】OLCは底堅さ発揮、新型コロナ再拡大で営業時間短縮の影響懸念も押し目買い発動

OLC <日足> 「株探」多機能チャートより
 オリエンタルランド<4661>が底堅さを発揮している。株価は朝方売り優勢で始まり、連日の年初来安値更新となったが、前日まで8日続落していたこともあってその後持ち直した。国内での新型コロナウイルスの感染者数が再拡大傾向を強めていることで、テーマパークなどのレジャー関連には逆風が意識される局面にある。千葉では市川市、船橋市など5市が20日から「まん延防止等重点措置」が適用されることになり、これを背景にOLCも同日から5月11日まで「東京ディズニーシー」の閉園を1時間早め午後8時とすることを発表した。「東京ディズニーランド」は従来通り午後8時のままだが、商業施設「イクスピアリ」も午後8時と1時間閉店時間を繰り上げる。これによる収益への影響を警戒する売り圧力は拭えない。しかし、一方で値ごろ感からの押し目買いも観測されている。優待狙いの買いなど同社には根強いファン層が存在し、1万8640円の上場来高値から大幅にディスカウントされた時価を買いの好機と捉える向きも少なくないようだ。

出所:MINKABU PRESS

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