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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、ワクチン有効性を巡る判断に注目も


■下げ渋り、米長期金利低下を意識したポンド買いも

今週のポンド・円は下げ渋り。英中央銀行の金融緩和策は長期間維持されるとの見方やアストラゼネカ製の新型コロナウイルスのワクチン接種回避の影響は残されており、対円レートは一時149円台前半まで下げた。しかしながら、米長期金利の低下を意識したポンド買い・米ドル売りも観測されており、この影響でポンド・円は週末前に150円台を回復した。取引レンジ:149円39銭-150円83銭。

■もみ合いか、ワクチン有効性を巡る判断に注目も

来週のポンド・円はもみ合いか。英国の新型コロナウイルス対策の制限緩和が進む半面、アストラゼネカ製ワクチンの有効性をめぐる判断が注目され、目先的にリスク選好的なポンド買いは抑制されるとの見方が多い。ただし、米長期金利が伸び悩んだ場合、ポンド売り・円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・23日・3月小売売上高(2月:前月比+2.1%)
・23日:4月マークイット製造業PMI(3月:58.9)

予想レンジ:149円50銭-151円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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