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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、ハト派姿勢で買い安心感も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,136.88(+4.13)
ナスダック100先物  13,981.50(+5.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル高。NY原油先物(WTI)はプラスを維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


13日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pは続伸、ナスダックは反発とプラスに振れたが、ダウは続落となり68ドル安の33677ドルで取引を終えた。ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンの有効性に不透明感が広がり今後の接種の普及に遅れが生じるとの見方から、早期正常化を期待した買いが後退。また、決算発表の本格化を控え、見極めたいムードも買いを抑えた。ただ、長期金利の低下でハイテク株が買われ、ナスダックは値を上げた。


本日は底堅い値動きか。引き続きワクチン接種の進ちょくが不安視され、買いは慎重になろう。また、企業決算に向け様子見ムードも広がりやすい。ただ、前日の消費者物価指数(CPI)が堅調な内容となり、明日の小売売上高の大幅改善への期待感から極端な売りは回避される見通し。また、複数の連邦準備制度理事会(FRB)当局者が討論会などで発言する予定で、先行きの回復については慎重ながらも、ハト派的な政策姿勢により買い安心感が見込まれる。

《TY》

 提供:フィスコ

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