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【材料】<動意株・17日>(前引け)=杉村倉、アイロムG、パイプドHD

杉村倉 <日足> 「株探」多機能チャートより
 杉村倉庫<9307>=急速人気化で一時ストップ高。同社は関西を地盤とする倉庫業界の老舗で野村グループに属する。ここ海運株人気が加速しているが、米国や中国の景気回復を受けたグローバル物流の回復が、国内の荷動きも活発化させるとの思惑から倉庫株の一角にも株高材料として波及し始めている。そのなか同社株は急騰性があり、投資資金の流入が一気に加速する格好となっている。

 アイロムグループ<2372>=大幅高で8連騰。同社はきょう取引開始前に、100%子会社のICEが同社グループの先端医療技術から生み出されるiPS 細胞培養上清液を、化粧品原料として開発したことを発表した。これは、世界初のiPS 細胞由来化粧品原料の開発となる。併せて、この原料を用いた化粧品の発売を決定したことも発表しており、株価を一気に押し上げる材料となった。

 パイプドHD<3919>=急伸。16日の取引終了後、21年2月期の連結経常利益を従来予想の10億~12億円から14億5000万円へ上方修正し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視されている。情報資産プラットフォーム「SPIRAL ver.1」で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種やウェビナー申込など、新型コロナウイルス感染症対策に関連する急を要するシステム案件を多数受注したことが上振れの背景。業績好調に伴い、従来未定としていた年間配当は前の期比2円増の23円を実施する方針としており、これも好感されている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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