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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 VIX指数は20割れで底堅さは意識されやすい


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 29670 -50 (-0.16%)
TOPIX先物 1961.0 +1.0 (+0.05%)
シカゴ先物 29700 -20
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 16日の米国市場はNYダウ、S&P500が下落する一方、ナスダックは上昇。2月の米鉱工業生産指数が市場予想に反して減少したほか、米NAHB住宅市場指数が7カ月ぶりの低水準となったことが重荷となり、売り優勢の相場展開に。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする模様眺めムードも高まっている。一方で長期金利の落ち着きを受けてハイテク株への物色がみられており、ナスダックの上昇に繋がった。

 シカゴ先物清算値は大阪比20円安の2万9700円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比30円高の2万9750円で始まり、その後は概ね2万9700円~2万9770円辺りの狭いレンジ取引が続いた。米国市場の引けにかけて弱含み、一時2万9650円まで下落した後、2万9670円で取引を終えている。本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形からやや利食い先行で始まることになろう。とはいえ、売り込む流れとはならず、FOMCの結果待ちのなか、次第にこう着感の強い展開となることが想定される。

 また、ナスダックは小幅に上昇し、25日移動平均線を捉えてきているほか、低下傾向が続いているVIX指数は終値で20を下回っており、リスク選好寄りのスタンスになろう。米10年債利回りは1.6%台ではあるものの、横ばい推移で落ち着いていることも安心感に繋がる。そのため、ハイテクなどグロース株物色が強まる流れは期待しづらいものの、底堅さは意識されやすい。一方でTOPIXは昨年来高値を更新していることから、TOPIX型への資金流入は継続が見込まれ、これに伴ってNT倍率の低下傾向は続きやすいだろう。


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