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【材料】<動意株・15日>(前引け)=東海運、山王、日本アビオ

東海運 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東海運<9380>=18年6月以来の400円台復帰が目前に捉える。株価はきょうで9日続伸と異彩を放つ。太平洋セメント系の資材輸送会社で、国際貨物ではロシア向けで高い実績を有する。作業の効率化及びコスト低減を実現するサード・パーティー・ロジスティクス(3PL)などの物流サービスも提供し、地球に優しい環境ソリューションにも力を入れ、ESG投資の観点でも評価される。21年3月期営業利益は前期比5割増となる6億6000万円を計画するが、第3四半期(20年4~12月)時点で対通期進捗率は93%に達している。

 山王<3441>=5日続伸。前週末12日の取引終了後、21年7月期の連結業績予想について、売上高を66億円から75億円(前期比5.6%減)へ、営業利益を1億4000万円から2億円(同11.6%増)へ、純利益を3億7500万円から8億8500万円(同5.2倍)へ上方修正したことが好感されている。5G向けを中心とした通信分野での需要拡大が継続しており、受注水準が想定を上回る見通しであることが要因という。また、上期に関係会社出資金売却益を特別利益として計上したことも寄与する。

 日本アビオニクス<6946>=カイ気配。同社は防衛・産業用機器の製造などを主力に手掛けるが、足もとの業績は情報システムや電子機器の売り上げが会社側の想定を上回る一方、経費削減努力などが利益の伸びに反映されている。前週末12日取引終了後、21年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の8億円から13億5000万円(前期実績は8300万円の黒字)に大幅増額した。これがポジティブサプライズとなり、投資資金の流入が加速した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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