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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 いったんはリバウンド期待も、戻り売り圧力を警戒


 日経225先物は11時30分時点、前日比570円安の2万9020円(-1.92%)前後で推移している。寄り付きは2万9290円とシカゴ先物清算値(2万9275円)にサヤ寄せしてギャップスタートとなり、現物の寄り付き直後には一気に2万9100円台まで下落。その後やや買い戻されて2万9200円を挟んだ保ち合いとなる場面も見られたものの、前場半ば辺りからレンジを切り下げると、前引け間際には一時2万8990円まで下落幅を広げている。
 
 米長期金利の上昇やナスダックの下落を受けて指数寄与度の大きいコア銘柄の弱さが目立っており、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンクグループ <9984> の2銘柄で日経平均株価を約280円超下押している。これによりNT倍率は先物中心限月で一時15.40倍まで低下するなど、日経225型中心にショートの流れとなった。

 前引けのTOPIXは1.26%の下落であり、日銀のETF買い入れへの思惑が高まりやすい。節目の2万9000円割れでいったんは押し目買い意欲も高まりそうだが、戻り待ちの売り圧力への警戒もあり、リバウンド狙いの動きは限られそうだ。

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