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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 米金利上昇一服や米株先物の上昇を背景に自律反発


 日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の2万9610円(+1.23%)前後で推移している。週末の米国では懸念されていた長期金利の上昇が一服するなか、本日は大幅下落に対する自律反発の動きとなり買いが先行。寄り付きは2万9620円とシカゴ先物清算値(2万9285円)を大きく上回るギャップスタートとなった。現物の寄り付き直後には2万9470円をつける場面もあったが、すぐさま切り返し、一時2万9690円まで上昇。前場半ば以降はこう着感の強い展開ながら下値は堅く、2万9600円挟んだ推移が続いている。

 指数寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> 、ファーストリテイリング <9983> 、東京エレクトロン <8035> などのコア銘柄が軒並み上昇しており、NT倍率は先物中心限月で一時15.64倍にまで上昇。グローベックスの米株先物はNYダウ、S&P500、ナスダック100先物が強い値動きで推移しており、安心感に繋がっている。テクニカル面では5日移動平均線が2万9780円近辺に位置している。この水準をクリアできないと自律反発の域は脱することができないため、目先的には5日線突破を見極めたいところである。リバウンド一巡感が意識されるようだと、短期的にショートを仕掛けてくる流れも出やすく、一定の警戒が必要だろう。

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