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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ジオマテック <日足> 「株探」多機能チャートより

■ジオマテック <6907>  1,050円 (+150円、+16.7%) ストップ高

 ジオマテック <6907> [JQ]がストップ高。24日付の化学工業日報で「車載ディスプレイ用カバーガラスへの反射防止(AR)・防汚コートが好調に推移しており、日中両工場の増強を決めた」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、全体の生産能力を一気に数十倍に引き上げるとあり、半導体パッケージ用基板向けの薄膜形成ラインを増設するほか、新たに露光機も導入するという。脱液晶や脱受託加工を進め、持続的成長を図るのが狙いとしている。

■アルテック <9972>  320円 (+30円、+10.3%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率2位。アルテック <9972> が続急騰。一時ストップ高の370円に買われ、昨年来高値を更新した。24日の昼ごろ、生体液反応を再現する「QCM-D水酸アパタイトセンサ」の販売を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。同製品は、アルテックが国内総代理店を務めるバイオリン・サイエンティフィック社(スウェーデン)が手掛ける生体分子間の相互作用を測定する装置向けのもので、生体液で起こる反応を体外で再現できるという。今後、再生医療や新規バイオマテリアル開発を活性化させる分析ツールとして、国内をはじめ世界市場で販売を拡大させていく予定としている。

■フィンテック <8789>  75円 (+7円、+10.3%)

 フィンテック グローバル <8789> [東証2]が続急騰。22日の取引終了後、プライベートエクイティ投資を行うファンドからの投資収益と関連するアセットマネジメント業務受託の報酬などで、21年9月期第2四半期の連結営業利益が約9億円増加する見込みだと発表しており、これが好感された。なお、21年9月期業績予想は据え置くという。

■サイジニア <6031>  1,131円 (+103円、+10.0%) 一時ストップ高

 サイジニア <6031> [東証M]が大幅3日続伸。一時ストップ高に買われたほか、ブレインパッド <3655> 、デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916> など 人工知能(AI)関連に位置づけられる銘柄群に投資資金が流れ込んた。今月中旬以降ブレインPなど代表的なAI関連株が人気化し、その資金の流れが横に広がってきた。市場では「新型コロナウイルスの感染拡大を契機に製造業を中心にAIを活用する動きが活発化している。営業面などでリモート導入が進んでいるが、AIによる合理的なサポートが人的負担を低め企業の収益性を高めるとの見方が浸透し始めている」(中堅証券ストラテジスト)という。AI関連は株価的にも日柄調整を経て売りがこなれている銘柄が多く、手掛けやすさもあるようだ。

■ジョルダン <3710>  948円 (+83円、+9.6%)

 ジョルダン <3710> [JQ]が続急伸。24日午前11時ごろ、カレンダーサービスを展開しているジョルテ(東京都港区)と、「行動を中心」としたさまざまなサービスをつなぐ統合オープン・プラットフォームの構築を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回の統合オープン・プラットフォームの構築では、日常ツールアプリとして日本有数の利用者数を誇るジョルダンの乗換案内と、ジョルテカレンダーの連携により、即座に多くの人にリーチできる環境を作るという。また、それらのアプリに限定することなく多様なサービスやアプリをつなぎ合わせることで、多くの利用者が回遊する前代未聞のプラットフォームを目指すとしている。

■識学 <7049>  2,676円 (+216円、+8.8%)

 識学 <7049> [東証M]が大幅高で4連騰と気を吐いた。24日は14%高の2805円まで一気に駆け上がり、2月4日に付けた高値2639円を上回り上場来高値を更新した。経営者向けを中心に独自理論である「識学」に基づいた経営コンサルティングを提供、クラウド分野にも傾注し、新規展開する人材紹介事業「識学キャリア」も好調で売り上げ拡大に貢献している。21年2月期は先行投資に伴い利益は反落するもののトップラインの伸びが著しい。22年2月期はトップラインの拡大が一段と加速し、利益面でも回収期突入が期待される。なお、直近22日取引終了後には識学1号ファンド、第5号投資案件として洗車・研磨コーティングを手掛けるホワイトシード(秋田市)への投資を発表している。株価面では1月下旬を境に大口の買い注文が観測されるようになり、今月2日から貸借銘柄に新たに選定されたこともあって、株式流動性の高まりが株高を助長している。

■高島屋 <8233>  1,104円 (+52円、+4.9%)

 高島屋 <8233> が大幅続伸。23日付の日本経済新聞朝刊で「顧客の資産形成をサポートし、投資信託や保険など金融商品を仲介するサービスを拡充する」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、21年度中に大阪市や横浜市の店舗に窓口を広げるという。金融事業の営業利益を早期に19年度の2倍にあたる100億円に増やす方針としており、業績への貢献が期待されている。また、政府は10都府県に出している緊急事態宣言について、首都圏以外の6府県については先行解除する方向で調整に入ったと複数のメディアで報じられており、百貨店各社には経済正常化に伴うリベンジ消費への期待も高まったようだ。

■東亜建 <1885>  2,272円 (+102円、+4.7%)

 東亜建設工業 <1885> が大幅3日続伸し、昨年来高値を更新した。22日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を130万株(発行済み株数の6.63%)、または20億円としており、取得期間は2月24日から9月22日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図ることが目的としている。

■IHI <7013>  1,986円 (+87円、+4.6%)

 IHI <7013> が大幅高で4日ぶりに反発。22日の取引終了後、東京都江東区に保有する賃貸用不動産の底地(信託受益権)を譲渡すると発表しており、これが好材料視された。今回譲渡するのはそれぞれ8350坪と2220坪の工場跡地などで、譲渡に伴い固定資産売却益約213億円を21年3月期に特別利益として計上する予定。なお、21年3月期業績予想には織り込み済みとしている。

■グッドコムA <3475>  1,474円 (+64円、+4.5%)

 グッドコムアセット <3475> が大幅続伸。22日の取引終了後、東京23区内にある販売用不動産のマンション16物件(724戸)を売却すると発表しており、これが好材料視された。販売価格は20年10月期連結売上高(263億2300万円)の約80%に相当する額で、21年10月期業績に売り上げ計上する予定。また、業績予想の修正が必要となった場合は適時適切に開示するとしている。

■ラウンドワン <4680>  1,159円 (+49円、+4.4%)

 ラウンドワン <4680> が大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を1500円から1600円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では足もとの株価は、今期は業績不振(同証券の最終損失予想152億円)だが、悪材料出尽くし感から上昇トレンドを強めていると指摘。その背景には、米国事業の減損損失17億円の第3四半期計上から今期の減損損失計上の上限が見えてきたことや、新型コロナワクチン接種による新型肺炎感染症拡大の収束期待、来期からの収益急回復期待があるとしている。また、今後の注目点は来期以降の収益改善ペースで、株価には依然アップサイドがあるとしている。

■ソースネクス <4344>  351円 (+14円、+4.2%)

 ソースネクスト <4344> が大幅3日続伸。24日午後0時30分ごろ、昨年7月から販売している会議室用webカメラ「Meeting Owl Pro(ミーティングオウル プロ)」の累計出荷台数が、2月23日時点で1万台を突破したと発表しており、これが好材料視された。同製品は、360度カメラとエコーキャンセリングマイク、スピーカーを搭載した会議室用webカメラで、カメラが部屋全体を映し出すとともに、人工知能(AI)が声や動きを広範囲で認識し、発言者に自動フォーカスするのが特徴。オフィスに出社する社員とテレワークの社員が混在する環境や取引先とのweb会議などで、臨場感あふれる音声とカメラワークで会議を活性化させる商品として人気化しているようだ。

■ズーム <6694>  2,779円 (+101円、+3.8%)

 ズーム <6694> [JQ]が大幅続伸。22日取引終了後、16万株(発行済み株式数の7.14%)、4億2848万円を上限とする自社株買いを発表。24日の午前8時45分、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、15万9100株を約4億2607万円の取得金額で買い付けた。

■JAL <9201>  2,503円 (+87円、+3.6%)

 日本航空 <9201> とANAホールディングス <9202> の空運2社の株価上昇が異彩を放った。欧米に続き日本でも米ファイザー製のワクチン接種が始まっており、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかるとの見方から、景気敏感株への買い戻しを後押ししている。特に収益の落ち込み度合いが大きく、外資系など機関投資家の空売り対象となっていた空運セクターはその傾向が強い。24日は全体相場がグロース株中心に利食われ軟調推移を余儀なくされるなか、両銘柄ともショートカバーを交えた大口の買いが継続した。

■コクヨ <7984>  1,470円 (+47円、+3.3%)

 コクヨ <7984> が大幅続伸。22日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を350万株(発行済み株数の2.96%)、または50億円を上限としており、取得期間は21年3月1日から22年2月28日まで。資本効率をより意識した経営を推進していくことの一環として実施する。

■ブレインP <3655>  5,220円 (+140円、+2.8%)

 ブレインパッド <3655> が3日続伸。24日は全般地合い悪のなか370円高の5450円まで上昇し3連騰、3営業日合計で800円以上も水準を切り上げた。人工知能(AI)を活用したデータ分析を強みに顧客企業の経営を支援するコンサルティングを展開する。今21年6月期はコロナ禍にあって収益案件の開始が遅れるなどの逆風に見舞われたが、足もとでは受注活動が再び活発化しており、つれて業績改善傾向が強まっている。今期はトップラインが従来見通しの67億円~72億円から68億5000万円~72億円(前期比8.7%増)に上方修正、営業利益は人材投資に伴うコスト反映で大幅減益見通しは変わらないものの3億円~5億円から5億5000万円~7億5000万円(同29.3%減)に増額している。株式需給面では買い残の整理が進み、直近信用倍率は0.98倍と1倍を下回るほか、貸株調達による空売りの買い戻しなども寄与して上昇基調に拍車がかかっている。

■因幡電産 <9934>  2,607円 (+57円、+2.2%)

 因幡電機産業 <9934> が反発。22日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を65万株(発行済み株数の1.16%)、または15億円としており、取得期間は2月24日から3月24日まで。株主に対する利益還元を図ることが目的としている。

■ファストリ <9983>  107,000円 (+2,100円、+2.0%)

 ファーストリテイリング <9983> が一時3550円高の10万8450円まで買われる展開となり、全般地合い悪のなかで最高値更新となった。全体相場は米国株市場を引き継いで主力輸出株中心にリスク回避の売り圧力が強まったが、同社株は東証1部売買代金上位の銘柄の中で独歩高の様相をみせた。ファンドの組み入れに伴う実需の買いではなく指数絡みのインデックス買いで、品薄感を背景とした株高局面が続いている。東証信用倍率は直近データで0.23倍と売り長で、日証金では逆日歩がつく状況が続いており、売り方の買い戻しによる踏み上げ相場的な要素が依然として強い。

■GセブンHD <7508>  2,344円 (+29円、+1.3%)

 G-7ホールディングス <7508> が続伸。同社は22日取引終了後に、自社株式の消却を発表。消却前の発行済み株式総数の17.39%に相当する464万923株を3月16日付で消却するとしており、需給改善などが期待されたようだ。なお、消却後の発行済み株式数は2203万1877株となる予定だ。

■JR東海 <9022>  17,820円 (+220円、+1.3%)

 JR東海 <9022> が続伸。22日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を8630億円から7930億円(前期比57.0%減)へ、営業損益を1850億円の赤字から2440億円の赤字(前期6561億6300万円の黒字)へ、最終損益を1920億円の赤字から2340億円の赤字(同3798億8100万円の黒字)へ下方修正したが、アク抜け感から買われたようだ。今年1月に発令された政府による緊急事態宣言を受け、鉄道の利用が一段と落ち込んでいたことに加えて、2月に緊急事態宣言の延長が決定されたことで、利用低調が継続していることが要因としている。ただ、新型コロナウイルスのワクチン接種が先週開始されたことに伴う経済正常化への期待感から、利用回復も期待されているようだ。

※24日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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