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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Aバランス、メドピア、クボタ (15日大引け後 発表分)

Aバランス <日足> 「株探」多機能チャートより

 15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 Aバランス <3856> [東証2]  ★今期経常を93%上方修正・3期ぶり最高益更新へ
 ◆21年6月期の連結経常利益を従来予想の5.6億円→10.8億円に92.9%上方修正。増益率が83.6%増→3.5倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。特定会社化したベトナムの太陽光パネル製造販売会社Vietnam Sunergy Joint Stock Companyの収益計上が想定を上回ることが上振れの背景となる。

 フェリシモ <3396>   ★今期経常を73%上方修正
 ◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の7.9億円→13.6億円に72.7%上方修正。増益率が2.2倍→3.7倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は1月に続き、3回目。独創的な商品開発や積極的なSNSの活用などを背景に、顧客数が想定を上回ることに加え、生活雑貨や手作り関連商材、冬物衣料の販売が大きく伸びることが寄与。

 カヤック <3904> [東証M]  ★今期経常は28%増で2期連続最高益更新へ
 ◆20年12月期の連結経常損益は7.4億円の黒字(前の期は5.4億円の赤字)に浮上して着地。続く21年12月期の同利益は前期比28.4%増の9.5億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に買収したRIZeSTの収益力を取り込むeスポーツ分野を牽引役として、売上高100億円(前期比14.3%増)を見込む。投資領域としてきたサービスの収益化やコスト抑制の継続も大幅増益に貢献する。

 サンエー化研 <4234> [JQ]  ★今期経常を75%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の4億円の黒字→7億円の黒字(前期は1.6億円の赤字)に75.0%上方修正した。第3四半期以降、各セグメントの一部製品で受注の回復がみられ、売上高が計画を上回ることが寄与。生産合理化の進展や子会社の収益改善なども利益を押し上げる。

 三谷セキ <5273>   ★今期経常を17%上方修正、配当も9円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の65億円→76億円に16.9%上方修正。減益率が26.2%減→13.8%減に縮小する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。新型コロナウイルス感染拡大などの影響によるコンクリートパイル部門の需要減少が想定よりも小さく、前期末の受注残に加え、原価低減を強化したことなどが上振れの要因となる。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の33円→42円(前期は40円)に増額修正した。

 リバーHD <5690> [東証2]  ★今期経常を一転78%増益・最高益に上方修正、配当も10円増額
 ◆21年6月期上期(7-12月)の連結経常利益は前年同期比94.3%増の16.1億円に拡大して着地。鉄スクラップ発生量の回復が遅れるなか、中国の需要拡大を背景に鉄スクラップ相場が急騰したことが寄与。加工・選別の徹底による有価物の回収量増加や処分費のかかる残さ物の減容も利益拡大に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の11.7億円→22.8億円に94.0%上方修正。従来の8.2%減益予想から一転して78.1%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→35円(前期は35円)に大幅増額修正した。

 メドピア <6095>   ★10-12月期(1Q)経常は3.1倍増益で着地
 ◆21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の6.3億円に急拡大して着地。製薬企業における営業のオンライン化や12月期決算企業の広告需要増加を背景に、ドクタープラットフォーム事業で主力とする薬剤評価掲示板やWeb講演会の受注が大幅に増加したことが収益を押し上げた。

 クボタ <6326>   ★今期税引き前は21%増で4期ぶり最高益更新へ
 ◆20年12月期の連結税引き前利益は前の期比11.1%減の1858億円で着地。続く21年12月期は前期比21.0%増の2250億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は北米機械部門が底堅い需要やディーラーへの卸売がずれ込んだことを背景に大きく伸びるほか、国内では新型コロナウイルス感染拡大に伴う低迷からの回復を見込む。また、前期の減産による生産工場の損益悪化が解消することも大幅増益につながる。

 竹内製作所 <6432>   ★今期経常を一転6%増益に上方修正、配当も5円増額
 ◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の110億円→131億円に19.5%上方修正。従来の11.3%減益予想から一転して6.0%増益見通しとなった。急ピッチな土木工事の再開や住宅関連工事の活発化で北米を中心に建設機械の販売が想定より伸びることが寄与。為替相場が前提より円安で推移したこともプラスに働く。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の48円→53円(前期は50円)に増額修正した。

 サクサ <6675>   ★今期経常を91%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→21億円に90.9%上方修正。減益率が51.5%減→7.4%減に縮小する見通しとなった。ネットワークセキュリティ製品や特定顧客向けキーテレホンシステムの受注が想定より伸びることが寄与。コロナ禍での活動費用の減少や不正会計問題に対する業務委託費用などの低減も上振れの要因となる。

 ズーム <6694> [JQ]  ★今期経常は57%増益、前期配当22円増額・今期5円増配へ
 ◆20年12月期の連結経常利益は前の期比40.6%増の4.4億円に伸び、従来予想の2.6億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。続く21年12月期も前期比56.6%増の7億円に拡大する見通しとなった。今期は昨年4月に連結子会社化したZOOM North Americaの業績が通期寄与するほか、巣ごもり需要が継続するなか音楽用電子機器の受注が伸びる見込み。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を40円→62円(前の期は34円)に増額し、今期も前期比5円増の67円に増配する方針とした。
  併せて、23年12月期に売上高150億円(前期は104億円)、営業利益12億円(同7.5億円)を目標とする中期経営計画を発表。

 MrMax <8203>   ★今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も16円増額
 ◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の46.9億円→57億円に21.4%上方修正。増益率が2.1倍→2.5倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、3回目。新型コロナウイルス感染拡大に伴う衛生用品や巣ごもり関連商品の需要を取り込んだことに加え、販売促進の見直しやウェブ会議の活用などの継続実施で経費が想定を下回ることも上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→31円(前期は14円)に大幅増額修正した。

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