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【市況】日経平均は116円高でスタート、ソフトバンクGやソニーなどが上昇/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 28207.48 (+116.43)
TOPIX  : 1837.69 (+7.85)

[寄り付き概況]

 2日の日経平均は116.43円高の28207.48円と続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式相場は反発。ダウ平均は229.29ドル高の30211.91ドル、ナスダックは332.70ポイント高の13403.39ポイントで取引を終了した。追加経済対策への期待に寄り付き後、上昇した。前週に相場の混乱を招いた個人投資家による投機的売買や投資家による空売りの手仕舞いも一巡したほか、金融システムに与える影響は限定的との見方が広がり安心感からリスクオフムードも和らぎ終日堅調に推移。引けにかけ、ハイテク株の上昇がけん引し上げ幅を拡大した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米国市場での投機的な動きがひとまず落ち着き、東京市場でも警戒感が後退したことに加え、発表が続いている20年4-12月期決算への期待感も継続し、株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=104円90銭前後と昨日15時頃に比べ20-30銭ほど円安・ドル高に振れていることも安心感となった。一方、政府は今日、東京などを対象とした緊急事態宣言を1カ月延長する方針を正式決定する予定で、足元景気への悪影響が続くとの懸念もあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、非鉄金属、ガラス土石製品、鉱業、鉄鋼、金属製品などが値上がり率上位、空運業、ゴム製品、医薬品、証券商品先物、精密機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ZOZO<3092>、富士通<6702>、SUMCO<3436>、アンリツ<6754>、レノバ<9519>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、日立<6501>、レーザーテック<6920>、HOYA<7741>、シャープ<6753>、中外薬<4519>、JAL<9201>、オリックス<8591>などが下落している。

《FA》

 提供:フィスコ

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