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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

プロネクサス <日足> 「株探」多機能チャートより

■プロネクサス <7893>  1,134円 (+81円、+7.7%)

 プロネクサス <7893> が急反発。同社は1月29日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比3.5%増の29億円に伸び、通期計画の22.5億円に対する進捗率が129.2%とすでに上回り、さらに前年同期の102.9%も超えた。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.86%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買い材料視された。買い付け期間は2月1日から6月30日まで。また、2月15日付で200万株の自社株を消却する。

■トッパンフォ <7862>  1,163円 (+83円、+7.7%)

 トッパン・フォームズ <7862> が続急伸。同社は1月29日大引け後に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.5%増の63.9億円に伸び、通期計画の83億円に対する進捗率は77.0%に達し、5年平均の73.0%も上回った。

■テクマト <3762>  2,049円 (+143円、+7.5%)

 テクマトリックス <3762> が急反発。同社は1月29日大引け後に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.3%増の26.2億円に伸び、通期計画の33億円に対する進捗率は79.5%に達し、5年平均の60.1%も上回った。

■ワコールHD <3591>  2,234円 (+149円、+7.2%)

 ワコールホールディングス <3591> が大幅3日続伸。同社は1月29日大引け後に決算(米国会計基準)を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比30.6%減の108億円に落ち込み、通期計画の3億円に対する進捗率が3624.3%とすでに上回った。同時に発表した「投資有価証券評価益41億円を計上」も買い材料。

■日立物流 <9086>  3,295円 (+215円、+7.0%)

 日立物流 <9086> が急反発。同社は1月29日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比17.8%増の304億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の331億円→365億円(前期は338億円)に10.1%上方修正し、一転して7.9%増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■KeePer <6036>  2,127円 (+137円、+6.9%)

 KeePer技研 <6036> が続急伸。1日午後0時15分ごろに発表した1月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比48.2%増と大幅な増収となり、9ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。例年、1月は寒さが一段と厳しくなることでマインドは一気に冷え込み、閑散期に入るものの、今年はコロナ禍で、今乗っている愛車を「清潔に、キレイに、長く乗りたい」という需要が引き続き高い状態が続いているとみられることや、SNSなどの情報や評判を手掛かりに、中盤から新車のコーティング施工が多くなったという。

■マクセルHD <6810>  1,467円 (+93円、+6.8%)

 マクセルホールディングス <6810> が急反発。同社は1月29日大引け後に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は11.4億円の赤字(前年同期は12.5億円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の34億円の赤字→10億円の赤字(前期は104億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

■小糸製 <7276>  7,180円 (+450円、+6.7%)

 小糸製作所 <7276> が急反発。同社は1月29日大引け後に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比42.1%減の370億円に落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の400億円→570億円(前期は852億円)に42.5%上方修正し、減益率が53.1%減→33.1%減に縮小する見通しとなった。

■エンプラス <6961>  4,915円 (+300円、+6.5%)

 エンプラス <6961> が大幅高で3連騰。前週後半は日経平均が2営業日で1000円近い下落となるなか、同社株はストップ高を含め続伸という異彩の上昇パフォーマンスをみせた。1日も、その余勢を駆って目先筋の利食いをこなし上値指向を明示した。精密プラスチック加工のトップメーカーで技術力の高さが売り物。光拡散レンズなど独自開発力の高さも注目されている。車載向け半導体市場が拡大し需給が逼迫する環境は同社にとって強力な追い風となっている。21年3月期業績予想は営業利益段階で従来予想の13億円から16億5000万円に増額したほか、発行済株式総数の12.75%にあたる上限125万株の自社株買いを発表するなど、株価意識の高い会社として評価されている。

■タカラレーベ <8897>  334円 (+19円、+6.0%)

 タカラレーベン <8897> が急反発。同社は1月29日大引け後に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.9%減の48.2億円に減った。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→14円(前期は19円)に増額修正した。

■東亜石 <5008>  2,970円 (+165円、+5.9%)

 東亜石油 <5008> [東証2]が大幅3日続伸。同社は1月29日大引け後に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は8.3億円となった。併せて、通期の同利益を従来予想の3.5億円→24.2億円に6.9倍上方修正した。

■伯東 <7433>  1,296円 (+71円、+5.8%)

 伯東 <7433> が3日ぶり急反発。1月29日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1440億円から1640億円(前期比7.1%増)へ、営業利益を27億円から35億円(同44.9%増)へ、純利益を17億円から25億円(同73.6%増)へ上方修正したことが好感された。テレワークや巣ごもり需要の拡大により、電子部品事業でパソコン・タブレット端末向けICやコネクタなど一般電子部品が伸長したほか、車載用ICの需要が足もとで急速に回復していることなどが要因。また、電子・電気機器事業における真空機器や工業薬品事業における化粧品基剤の販売伸長に伴う利益の増加に加えて、新型コロナウイルス感染症の影響による活動経費の抑制、投資有価証券売却益の計上などが寄与する。なお、第3四半期累計(20年4-12月)決算は、売上高1219億8700万円(前年同期比7.4%増)、営業利益27億4200万円(同4.4%増)、純利益18億8300万円(同8.0%増)だった。

■日本調剤 <3341>  1,585円 (+85円、+5.7%)

 日本調剤 <3341> が急反発。同社は1月29日大引け後に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.9%増の57.7億円に伸び、通期計画の63.3億円に対する進捗率は91.2%に達し、5年平均の71.6%も上回った。

■グリムス <3150>  1,612円 (+86円、+5.6%)

 グリムス <3150> が5日ぶり急反発。1月29日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年4-12月)連結決算が、売上高128億4500万円(前年同期比9.4%増)、営業利益23億1500万円(同41.2%増)、純利益16億700万円(同41.0%増)と大幅増益となり、通期計画の営業利益を上回って着地したことが好感された。催事販売を活用して住宅用太陽光発電システムや蓄電池を販売するスマートハウスプロジェクト事業の受注は減少したものの、事業者向けに電力基本料金削減コンサルティングや各種省エネ商材を販売するエネルギーコストソリューション事業や、電力の小売を行う小売電気事業の受注は順調に推移した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高168億5300万円(前期比8.8%増)、営業利益23億円(同9.2%増)、純利益15億4600万円(同4.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ストライク <6196>  4,740円 (+250円、+5.6%)

 ストライク <6196> が急反発。同社が1月29日、Kipsと資本提携に向けて基本合意したと発表したことが買い材料視された。

※1日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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