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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

AKIBA <日足> 「株探」多機能チャートより

■AKIBA <6840>  6,190円 (+1,000円、+19.3%) ストップ高

 AKIBAホールディングス <6840> [JQ]が前週末のストップ高に続き、25日も売り物薄のなか大口の買い注文が入り連日のストップ高となる6190円に買われた。前週末の後場取引時間中に同社子会社のバディネットとNEXTWAY(東京都中央区)のポリマテリアル充填工法が、ソフトバンク <9434> の5G基地局建設に採用されたと発表したことが投資資金の攻勢につながった。AKIBAは材料株素地に富むが、株式需給面では信用買い残が直近データで9万株程度と軽い。また、テクニカル的にも前週末時点で日足一目均衡表の雲抜けを果たしたが、25日連続ストップ高となった場合、週足ベースの一目均衡表でも前方に控えていた分厚い雲を一気に上抜ける形となる。業績面も20年3月期の営業5割増益に続き、21年3月期もコロナ禍にあって小幅ながら増益確保の見通しにあるなど買い安心感があるようだ。

■Sシャワー <4838>  504円 (+80円、+18.9%) ストップ高

 スペースシャワーネットワーク <4838> [JQ]がストップ高の504円に買われた。前週末22日の取引終了後、音楽専門チャンネルスペースシャワーTVにおいて、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」と共同で、レギュラー音楽番組「OTONARI!(オトナリ) by TikTok&SPACE SHOWER TV」をスタートすると発表しており、これが好感された。同番組は、ロックとクラブミュージックそれぞれのシーンで今話題のアーティストをMC陣に迎え、トークやライブ、TikTokで話題のクリエイターのパフォーマンスなどを通して、新たな音楽との出会いを届けるという。スペースシャワーTVのTikTokアカウントで月2回の無料生配信を行い、後日スペースシャワーTVでも月1回放送されるとしており、初回配信は1月28日午後9時からとなっている。

■イノテック <9880>  1,315円 (+208円、+18.8%)

 東証1部の上昇率トップ。イノテック <9880> が急反騰。一時19%を超える上昇で1300円台まで上昇し、約1年前の昨年1月につけた昨年来高値1333円奪回を視界に捉える場面があった。半導体設計ツールとメモリーテスターを主力とする半導体商社。テスターはNAND型フラッシュメモリー量産ラインで需要を獲得するなど、世界的な半導体需給の逼迫を背景にビジネスチャンスが広がっている。時価予想PERは依然として14倍台でPBRは0.8倍台。株主還元にも厚く、配当利回りは3%を超えている。

■東芝 <6502>  3,460円 (+497円、+16.8%) 一時ストップ高

 東芝 <6502> [東証2]が急反騰、一時ストップ高。22日取引終了後、東京証券取引所の承認を得て29日に現在の2部から1部市場に指定されることになったと発表した。これを受け、同社株にはTOPIX組み入れなどによる需給好転を期待した大量の買い物が流入した。同社は17年8月に1部から2部に指定替えしており、1部への復帰は約3年半ぶりとなる。また同日に名古屋証券取引所の2部から1部に指定されることも明らかにしている。

■テリロジー <3356>  570円 (+80円、+16.3%) ストップ高

 テリロジー <3356> [JQ]がストップ高。午前11時30分ごろ、同社が販売する「サイバースレットインテリジェンス」を採用した警察庁のインターネット情報検索用資機材の大型案件を受注したと発表しており、これが好感された。「サイバースレットインテリジェンス」は、ダークネットと呼ばれる匿名性の高いネットワークにおいて、APT(精密なサイバー攻撃)に代表される高度な技術を攻撃集団やサイバー犯罪グループなどがやり取りする悪意ある情報を収集・分析し、契約先企業に提供するサービスで、既に多数の官公庁や金融機関、大手企業に採用されているという。今回の受注金額は6億9800万円で、20年12月から25年11月の間で月単位に分割して売り上げを計上する予定。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

■日本マイク <6871>  1,676円 (+167円、+11.1%)

 東証1部の上昇率8位。日本マイクロニクス <6871> が急反騰、一時16%を超える上昇で一気に1700円台まで駆け上がった。プローブカードなど半導体計測機器を主力に展開している。世界的に半導体不足が顕著となるなか、日米欧の政府が台湾に半導体増産の協力要請を行っていると伝わったことが思惑を呼んでいる。これに先立って半導体ファウンドリー世界トップの台湾・TSMCが日本で新工場を建設する計画が報じられており、開発力に定評がある同社にはその恩恵を享受する関連有望株としてマーケットの視線が集まった。

■芝浦 <6590>  6,050円 (+580円、+10.6%)

 東証1部の上昇率9位。芝浦メカトロニクス <6590> が急反騰。東芝系のデバイス製造装置メーカーで、半導体向けエッチング装置やチップボンダーなどで実績が高く、5G対応スマートフォンの普及本格化やエレクトロニクス化が進展する自動車向け半導体需要を取り込むことが期待された。特に、来期はウエハー洗浄装置やフォトマスクエッチング装置など半導体前工程の牽引により利益成長トレンドへの復帰が有望視される状況で、機関投資家とみられる継続的な実需買いを呼び込んでいる。

■ウェルビー <6556>  1,576円 (+143円、+10.0%)

 東証1部の上昇率10位。ウェルビー <6556> が大幅に3日続伸。株価は一時、前週末に比べ11%超高に買われた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日、同社株のレーティングを新規「バイ」でカバレッジを開始した。目標株価は2500円に設定した。主力の障害者就労支援サービスの出店による中長期的な2ケタ成長とその収益性の高さを評価している。同市場の過半数を占める非営利法人は就職支援ノウハウを持たず、事業撤退するケースも多いなかで、同社は高い就職実績を示している。また、公費事業である就労移行支援でも同社の優位性は際立つとみている。同証券では、その成長性・収益力の高さは十分株価に織り込まれていない、と指摘している。

■I・PEX <6640>  2,219円 (+193円、+9.5%)

 I-PEX <6640> が急反発、マドを開けて26週移動平均線から上放れてきた。電子機器向けコネクター大手で、車載向けやスマートフォン端末向けで高い商品競争力を持つ。米国では今週27日に決算発表を控えるアップルが好決算期待を背景に、前週末も最高値を更新するなど物色人気に沸いた。これを背景に、アップルに部品を供給する日本の電子部品メーカーに投資資金が流れ込みやすい状況にある。そうしたなか、I・PEXは旺盛な5G関連需要に対応して生産増強に動くなど需要獲得に余念がなく、株価も中段もみ合い放れが鮮明となっている。

■KOA <6999>  1,693円 (+104円、+6.5%)

 KOA <6999> が大幅高で5日続伸し、昨年来高値を更新。SMBC日興証券が22日付で、投資評価「1」を継続し、目標株価を1200円から1800円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、自動車生産台数の回復に伴い、同社の業績回復も明確になってきたと評価しており、電装化進展とともにチップ抵抗器の需要も増加するとの見方を継続。株価は今年にはいり上昇したが、依然としてEV/EBITDAなどの指標からは割安感があると指摘している。

■住友化 <4005>  500円 (+27円、+5.7%)

 住友化学 <4005> が続急伸し、19年12月30日以来の500円台を回復。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエイト」とし、目標株価を380円から850円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、石油化学セグメントは市況の反転、評価損の消滅などから従来予想を上回る見通しとしており、同社の健康・農業関連事業セグメントも海外農薬の好調によって従来予想を上回ると予想されるという。また、医薬品セグメントには、新たなロイヤルティー収入として、21年3月期に680億円、22年3月期に210億円を織り込み、21年3月期の営業利益予想を927億円から1860億円へ、22年3月期を同1452億円から1910億円へ引き上げ、22年3月期営業利益はコンセンサスを31%上回ることが見込まれるとしている。

■野村マイクロ <6254>  3,680円 (+185円、+5.3%)

 野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証2]が3連騰、上値指向を鮮明とした。半導体向けを主軸とする超純水装置の大手で、韓国や台湾の大手企業向けで高い実績を持つ。世界的に半導体不足が顕在化するなか、日米欧の政府が台湾に半導体増産の協力要請を行っていることがメディアを通じて報じられており、同社はその流れに乗る銘柄として投資家の視線を集めている。21年3月期は営業利益段階で68%増の31億円見通しと前期に続いての急拡大を見込むが、更に上振れの可能性も意識されている。 

■旭化成 <3407>  1,204.5円 (+60円、+5.2%)

 旭化成 <3407> 大幅高で4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエイト」とし、目標株価を780円から1500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、前回予想で厳しさを指摘したアクリロニトリル(AN)が足もとで市況が回復していることや、免疫抑制剤「エンバーサスXR」が米国で拡大しており、医薬・医療事業の営業利益は中期的に従来想定を上回る見通しと評価。リチウムイオン電池用のセパレーターも他社が減収となるなか、上期に30%程度の増収を遂げたが、好調な業績はまだ株価に十分織り込まれていないと指摘し、総合化学のコアストックとして評価している。

■AIins <4488>  69,800円 (+2,700円、+4.0%)

 AI inside <4488> [東証M]が大幅反発。25日午前9時ごろ、同社が開発・提供するAI-OCR「DX Suite」を活用した「ワクチン接種管理業務ソリューション」を自治体向けに提供開始すると発表しており、これが好感された。「ワクチン接種管理業務ソリューション」は、紙帳票の文字情報を読み取りデータ化するAI-OCR「DX Suite」やRPAなどを組み合わせることで、自治体のワクチン接種管理で、予診票及び接種券から接種情報を読み取り、管理システムへ入力するまでの業務の効率化を実現するもの。500社以上の RPA・AI-OCR導入支援実績を持つパーソルプロセス&テクノロジー(東京都江東区)が提供するRPAなどのサービスを組み合わせることで、その工程で必要となる人員も含めて一気通貫で業務効率化を支援するとしている。

■DIC <4631>  2,610円 (+87円、+3.5%)

 DIC <4631> が3日ぶり大幅反発。25日、抗ウイルス・抗菌機能を有した「3Dプリンタ向け熱可塑性プラスチック材料(フィラメント)」を開発したと発表しており、これが好感された。今回開発された3Dプリンタ向けフィラメントは、抗ウイルス・抗菌機能を有した熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU樹脂)を採用。TPU樹脂は柔軟性や耐摩耗性を有することから、フェイスシールドやマスクなど医療や衛生用途での活用が期待できるとしており、電子・電気、スポーツ、日用品、住宅・建材、自動車など幅広い業界への展開を視野に入れ、21年度中の販売を目指すとしている。なお、抗ウイルス・抗菌性に作用するフィラメントの開発は国内初となる。

■技研製 <6289>  4,990円 (+155円、+3.2%)

 技研製作所 <6289> が3日ぶりに大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断を「バイ」を継続し、目標株価5000円から6000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、第1四半期(9-11月)で当初想定していなかったサイレントパイラーF301-900を含む大型特殊機の需要増が大幅増益要因となったことを踏まえて、21年8月期営業利益予想を28億円から34億円へ、22年8月期を同53億円から55億円に上方修正した。株価は良好な第1四半期決算を契機に上昇後横ばいで推移しているが、今後はブラジル鉱滓ダム、電動化機器によるアムステルダム護岸改修などの大型案件の進捗や上期業績の計画比上振れなどを契機に更なる上昇を予想するとしている。

■岩井コスモ <8707>  1,450円 (+44円、+3.1%)

 岩井コスモホールディングス <8707> が大幅反発。前週末22日の取引終了後に発表した21年3月期第3四半期(20年4-12月)連結決算速報値が、売上高173億6900万円(前年同期比21.2%増)、営業利益52億8100万円(同78.5%増)、純利益39億3500万円(同70.6%増)と大幅な営業増益となったことが好感された。日米の株式市場が活況を呈するなか、委託手数料、トレーディング利益が増加した。特に、良好なマーケット環境を背景に米国株式の売買が膨らんだことが貢献したとしている。なお、同社は29日に第3四半期決算を正式に発表する予定だ。

■エーザイ <4523>  7,850円 (+217円、+2.8%)

 エーザイ <4523> が反発。24日付の読売新聞朝刊で、「アルツハイマー病の発症を防ぐ予防薬の開発を目指し、認知機能が正常な人を対象にした国際共同治験が、来月にも日本でスタートする」と報じられ、「エーザイが開発した薬剤『BAN2401』を、世界の1400人に4年間投与し、効果を検証する」としていることが好材料視された。なお、エーザイでは20年7月、「BAN2401」について、無症状期のアルツハイマー病を対象とした新たな第3相臨床試験を開始すると発表しており、米国に続き、日本やカナダ、オーストラリア、シンガポール、欧州で治験実施施設を拡大する予定としていた。

■Ciメディカ <3540>  5,990円 (+150円、+2.6%)

 歯愛メディカル <3540> [JQ]が続伸。22日の取引終了後、同社が発行済み株数の60.0%を所有する非連結子会社ワンレクトホールディングスの全株式を譲渡すると発表しており、これが好材料視された。今年に入ってからの寒波や発電燃料不足を受けた卸電力価格の急騰により、新電力事業を取り巻く環境が不透明なことから、資本・業務提携を解消するという。譲渡価額は非開示。なお、20年12月期及び21年12月期業績への影響は軽微としている。

■神戸物産 <3038>  3,035円 (+75円、+2.5%)

 神戸物産 <3038> が3日続伸。前週末22日の取引終了後に発表した12月度単独業績で、売上高が前年同月比20.3%増、営業利益が同35.3%増となり、3割以上の大幅営業増益となったことが好感された。業務スーパーの新規出店が7店舗あったことで店舗数が896店舗となり、前年同月に比べて店舗数が45店舗増加したことが寄与した。商品別では、マスクや除菌用アルコールなどの衛生関連商品が引き続き好調に推移したほか、12月としては初めての開催となる「業務スーパー888 店舗達成記念セール」を開催し、「合鴨ロース」などのセール対象商品が伸長したことも売り上げ拡大を牽引した。

■建設技研 <9621>  2,520円 (+55円、+2.2%)

 建設技術研究所 <9621> が4日続伸し昨年来高値を更新。前週末22日の取引終了後、集計中の20年12月期連結業績について、売上高が650億円から651億円(前の期比3.9%増)へ、営業利益が44億円から50億円(同17.2%増)へ、純利益が29億円から36億円(同28.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。防災・減災対策の強化やインフラ老朽化対策にかかわる国土強靭化計画の推進などの良好な受注環境を背景に、受注が増加したことが牽引した。また、業務の効率的な実施による原価率の改善も寄与したという。

■タキロンCI <4215>  656円 (+14円、+2.2%)

 タキロンシーアイ <4215> が高い。同社株は、25日に7日に発表した株式売り出しの受渡日を迎えた。株価は売出価格648円を上回った水準にあるが、利益確定売りをこなして底堅い値動きとなった。株式売り出しが一巡することで、今後の需給関係の好転を期待した買いも入ったようだ。

■すららネット <3998>  5,220円 (+90円、+1.8%)

 すららネット <3998> [東証M]が反発。25日の午前中、学習管理SNS「Studyplus」や教育事業者向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を手掛けるスタディプラス(東京都千代田区)と提携したと発表しており、これが好感された。今回の提携により、すららネットの「すらら」「ピタドリ」の学習履歴や成績情報が自動で「Studyplus for School」に記録でき、生徒の学習活動を学習塾が全面サポートできるようになるという。同時に、併用しているデジタル教材や紙教材などさまざまな教材の学習進捗、また生徒自身が学習管理SNS「Studyplus」に入力した学習記録も「Studyplus for School」上で一元管理できるようになり、導入校における先生の学習管理の更なる高度化が実現するとしている。

■グリー <3632>  593円 (+7円、+1.2%)

 グリー <3632> が反発。前週末22日の取引終了後、21年6月期第2四半期(10-12月)に投資事業組合運用益27億9800万円を営業外収益として計上すると発表しており、これが好感された。なお、これにより第2四半期累計(7-12月)の投資事業組合運用益は31億2100万円となる。

■東エレク <8035>  43,970円 (+460円、+1.1%)

 東京エレクトロン <8035> 、レーザーテック <6920> など半導体製造装置の主力銘柄は強弱感対立のなか売り買いが交錯し高安まちまちとなった。世界的に旺盛な半導体需要を背景に、総じて半導体セクターは株価の強調展開を示す銘柄が多くなったが、出遅れている中小型株に物色の矛先が向かう一方で、先駆した大型株は目先利益確定の売り圧力も意識されたようだ。前週末の米国株市場でインテルが市場コンセンサスを上回る好決算を発表したものの、目先利益確定売りで大幅反落したことも影響した。

※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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