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【特集】ダイナムジャパンHD Research Memo(9):企業価値向上を目指し、働き方改革や女性管理職の育成・登用など実践


■CSR/ESGの取り組み状況

1. CSRによる長期的企業価値向上
ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>は上場企業として法令にのっとったコンプライアンス経営と収益の最大化に取り組むのみならず、「地域のインフラ」(地域になくてはならない存在)となることを経営の軸に置きながら、CSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)に高い意識を持って取り組んでいる。

その詳細は同社の2018年12月25日付レポートに詳しいが、働き方改革や女性管理職の育成、受動喫煙防止への取り組みなどの様々なテーマについて社内での議論にとどまらず社外(他社や地域社会など)との交流などを含めた活動を行い、長期的な企業価値向上を目指している。


非財務(ESG)情報を積極開示し、長期投資家との対話ツールを充実
2. ESG対応の状況
同社は2019年2月25日にホームページのCSRセクションを改訂しESGセクションとした。香港証券取引所においては2017年よりESG情報の開示が義務化され、上場各社による非財務情報の開示が本格化している。同社のホームページにおいても、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)に関する考え方や取り組みについての情報開示を充実させている。

投資家と企業の一層の対話が望まれている環境下において、特にESGを含む長期的な視点を軸に企業価値の向上を目指すことが、長期投資家と企業双方の共通テーマとして認識されるようになってきている。同社のホームページにおける情報開示はグローバルの長期投資家との対話姿勢を表すものとして評価したい。同社はまた、2020年8月にESGレポート(「ESG Report 2020」)を開示しており、これもまた対話ツールとして重要な役割を果たすことが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《EY》

 提供:フィスコ

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