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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、追加経済対策への期待感で

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)
S&P500先物      3,798.88(+4.38)
ナスダック100先物  12,915.38(+25.13)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は40ドル高。NY原油先物(WTI)は高値水準を維持し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


12日の取引で主要3指数は反発。ダウは60ドル高の31068ドルで取引を終えた。前日の調整による売りが一服し、買いが先行した。材料難のなかバイデン次期政権の数兆ドル規模にのぼる大型の追加経済対策に期待が膨らみ、指数を押し上げた。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者から長期的な金融緩和の方針が示され、株買いの支援材料に。セクター別では原油高でエネルギーが物色されが、ハイテクは利益確定売りに押され、相場の重石となった。


本日は買い先行の見通し。バイデン次期大統領は明日にも追加対策を発表する方針で、回復を先取りした買いが先行しそうだ。また、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は14日の講演で金融緩和を堅持するスタンスを強調するとみられ、買いの支援材料となろう。ただ、明日以降の企業決算の本格化を前に、様子見ムードも予想される。一方、トランプ大統領の弾劾訴追に関しペンス副大統領は消極的な姿勢で、政治の混乱を嫌気した売りはいったん収束しそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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