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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):レーザーテク、エネチェンジ、メドレックス

レーザーテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■ぴあ <4337>  2,796円  +28 円 (+1.0%)  本日終値
 ぴあ<4337>が続伸。この日の午前中、三井住友銀行やきらぼし銀行などと150億円のシンジケートローン契約を締結したと発表。コロナ禍でも今後の事業展開を着実に推進する上で必要な財務基盤の構築が図られたとの見方から買われたようだ。

■レーザーテック <6920>  12,110円  +110 円 (+0.9%)  本日終値
 レーザーテック<6920>が3日続伸、上場来高値を更新した。世界的に新型コロナウイルス感染拡大が続くなかも、リモートワーク需要拡大に伴う情報通信関連機器需要やデータセンター用の増設需要を背景に半導体市場は拡大傾向を強めている。高速通信規格5Gの商用化本番もロジック半導体の高集積化などを背景にEUV露光装置などを中心に半導体メーカーの設備投資需要を喚起している。同社はマスクブランクス検査装置で世界シェアを独占、特に受注拡大が加速傾向にあるEUV装置向けを提供するオンリーワン企業として、世界の機関投資家から注目が集まっている。

■日本板硝子 <5202>  475円  -2 円 (-0.4%)  本日終値
 日本板硝子<5202>が反落。29日の取引終了後、早期退職者特別優遇措置を実施すると発表しており、これが弱材料視された。新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けたことを踏まえて、事業構造改革を行うのに伴い実施するもので、対象者は同社単体に勤続する満40歳以上の社員。募集人員数は未定という。また、退職者には所定の退職金に加え割り増しを支給するほか、希望者には再就職支援を行うとしている。

■ENECHANGE <4169>  4,900円  +840 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 ENECHANGE<4169>がストップ高。今月23日に東証マザーズ市場に新規上場した直近IPO銘柄で、上場初日から大人気となったが、その後も連日で上値追いが続いている。公開価格は600円できょうの時点で既に8倍以上という驚異的なパフォーマンスをみせている。消費者向け電力・ガス切り替えプラットフォーム「エネチェンジ」を運営し、エネルギー関連会社向けクラウド型デジタルトランスフォーメーション(DX)サービス「EMAP」及び「SMAP」なども展開している。価格比較サイトでは再生可能エネルギーを織り込んだ料金プランなども紹介している。現在の新エネルギー関連株人気に完全に乗った形だ。

■メディシノバ・インク <4875>  537円  +45 円 (+9.2%)  本日終値
 メディシノバ・インク<4875>が続急伸。29日の取引終了後、米国特許商標庁から進行性多発性硬化症の治療を目的とした「MN-166(イブジラスト)」とインターフェロン-βの併用療法に関して、特許承認通知を受け取ったと発表しており、これが好感された。なお、同件による20年12月期業績への影響は軽微としている。

■メドレックス <4586>  211円  +15 円 (+7.7%) 一時ストップ高   本日終値
 メドレックス<4586>が急伸。29日の取引終了後、「マイクロニードルバッチアプリケータ及びそのハウジング」が中国国家知識産権局から特許査定の通知を受けたと発表しており、これが好感された。同特許は、マイクロニードルを確実かつ簡単に皮膚内に挿入するアプリケータ(挿入器具)に関するもので、同社マイクロニードル技術の特徴である「確実な投与を実現するための高い穿刺性及び応力制御」に関する基本技術の一つ。中国のほか、米国、欧州、日本、インド、ブラジルでも権利化を目指しているという。なお、20年12月期業績に与える影響はないとしている。

■ワイエスフード <3358>  301円  +21 円 (+7.5%)  本日終値
 ワイエスフード<3358>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は29日、衛生管理にまつわる制度「HACCP(ハサップ)」の認証取得を支援する事業を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。今年6月の改正食品衛生法の施行に伴い、原則すべての食品関連事業者に対して「HACCP制度化」が決定し、来年6月に移行期間の終了を控えている。同社は世界的審査機関の日本法人に出資しているシリウス(東京都台東区)と業務提携契約を締結し、HACCP認証取得支援プログラム「HACCP KEEPER(ハサップ キーパー)」を提供するとしている。

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