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【材料】アダストリアは急反発、第3四半期営業損益が通期計画上回る

アダストリア <日足> 「株探」多機能チャートより
 アダストリア<2685>は急反発している。29日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算が、売上高1328億3300万円(前年同期比19.1%減)、営業利益11億800万円(同90.7%減)、最終利益12億2800万円(同82.2%減)となり、大幅減益だったものの、通期計画の営業損益を上回ったことが好感されている。

 足もとで客数は回復しつつあるが、上期に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛の動きや、商業施設の休業及び営業時間の短縮などで上期に来店客数が大幅に減少したことが響いた。ただ、店舗の休業や営業時間の短縮などに伴う人件費及び店舗家賃の減少に加え、カード手数料の減少や販促費用の抑制、出張の自粛などの経費削減に努めたことで黒字を確保した。

 なお、21年2月期通期業績予想は、売上高1890億円(前期比15.0%減)、営業損益10億円の赤字(前期128億8500万円の黒字)、最終損益22億円の赤字(同63億6300万円の黒字)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS

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