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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、追加緩和観測はさらに後退


■強含み、前向きな景気認識などで買い優勢

今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利を0.10%に据え置き、これまでより踏み込んだ追加緩和を示唆しなかった。また、7-9月期国内総生産(GDP)は前期比でプラス成長に転じ、ロウ総裁がやや前向きな景気認識を示したことが好感され、豪ドル買いが優勢になった。取引レンジ:76円58銭-77円57銭。

■底堅い展開か、追加緩和観測はさらに後退

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は現行の金融政策を当面維持する姿勢を示しており、外部環境が大きく変わらない場合、追加緩和の可能性は一段と低下するとみられる。経済関連のイベントではロウ総裁の講演が引き続き注目される。また、英国で新型コロナウイルスワクチンの接種が始まり、米国でも開始時期が確定するとみられ、リスク選好的な豪ドル買い・円売りに振れやすい状況に。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・7日:ロウ豪準備銀行総裁オンライン講演
予想レンジ:76円50銭-78円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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