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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):夢真HD、日本通信、エイベックス

夢真HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■夢真ホールディングス <2362>  727円  +16 円 (+2.3%)  本日終値
 夢真ホールディングス<2362>が反発。午後1時ごろ、子会社の夢テクノロジーでAWS認定資格取得エンジニアの育成において100人を達成したと発表しており、これが好感された。AWS(アマゾン ウェブ サービス)は米アマゾンが提供しているクラウドプラットフォームで、現在175を超えるサービスが提供されている。今後も強い需要が見込まれるが、導入活用を担うAWSエンジニアが不足していることから、夢テクノロジーは育成研修プログラムを3月から運用開始し、毎月15~20人程度の資格保有エンジニアの育成と輩出を進め、将来的には1000人の育成を計画しているという。

■日本通信 <9424>  194円  +4 円 (+2.1%)  本日終値
 日本通信<9424>は後場に入りプラス圏に浮上。午後0時30分ごろ、前日にNTTドコモ<9437>が発表した新料金への対抗プランを投入することを決定したと発表しており、これを材料視する買いが入った。新料金プランは、16GBのデータ量に毎月70分の通話料金を含めて1980円(税別)で、12月10日に新発売する。同プランの16GBは、総務省が示すデータ使用量の分布で85%の利用者をカバーできる容量となるが、ドコモの新料金プランのサービス開始日から、20GBへ自動的に増量するとしている。

■エイベックス <7860>  963円  +19 円 (+2.0%)  本日終値
 エイベックス<7860>が反発。3日の取引終了後、資産運用会社の3D・インベストメント・パートナーズが関東財務局に大量保有報告書を提出。報告書によると、3D・インベストメント・パートナーズの同社株式保有比率は5.59%となり、新たに5%を超えたことが判明した。保有目的は「純投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としており、思惑的な買いが入ったようだ。なお、報告義務発生日は11月26日となっている。

■ALサービス <3085>  2,096円  +38 円 (+1.9%)  本日終値
 アークランドサービスホールディングス<3085>が反発。3日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、かつや既存店売上高が前年同月比4.7%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数は同4.1%減と減少傾向が続いたものの、客単価が同9.2%増と上昇した。

■ブラザー工業 <6448>  2,113円  +34 円 (+1.6%)  本日終値
 ブラザー工業<6448>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が3日付で、投資判断「ニュートラル」を継続し、目標株価を1800円から2200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、レーザービームプリンター(LBP)市場は引き続き縮小傾向にあるものの、市場参加者減、競合のハイエンドシフトなどは同社ターゲットのローエンドLBP市場の競争環境緩和につながっており、このポジティブな要因が株価に織り込まれたことが株価の上昇につながったと指摘。更に、在宅勤務需要が想定よりも堅調なことや、産業機器が緩やかに回復しているとして、21年3月期の営業利益予想を491億円から571億円へ、22年3月期を同551億円から602億円へ引き上げている。

■ヤマシンフィルタ <6240>  1,066円  +7 円 (+0.7%)  本日終値
 ヤマシンフィルタ<6240>が3日ぶりに反発。午前9時ごろ、自社開発のナノファイバーを用いて開発した「究極のヤマシン・フィルタマスク」「究極のヤマシン・フィルタシート」を、関東・甲信越の「ローソン」及び「ナチュラルローソン」で販売開始したと発表しており、販路拡大による業績への貢献を期待した買いが入った。「究極のヤマシン・フィルタマスク」は、同社がフィルタの研究開発のなかで培った業界最高水準のフィルタ技術をヘルスケア事業に応用した高機能マスク。なお、21年3月期業績に与える影響は、業績予想に織り込み済みとしている。

■アインホールディングス <9627>  6,220円  -830 円 (-11.8%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 アインホールディングス<9627>が急落。3日の取引終了後、21年4月期の連結業績予想について、売上高を3110億円から3000億円(前期比2.5%増)へ、営業利益を146億円から92億円(同42.7%減)へ、純利益を82億円から50億円(同45.5%減)へ下方修正したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症の影響により、長期処方の増加で処方せん単価が上昇する一方、処方せん枚数が減少しており、こうした新型コロナの影響を従来予想の7月までから期末まで続くと想定を見直したことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(5~10月)決算は、売上高1453億5200万円(前年同期比0.3%減)、営業利益39億2700万円(同53.0%減)、純利益26億3000万円(同43.1%減)だった。

■幸楽苑ホールディングス <7554>  1,801円  -51 円 (-2.8%)  本日終値
 幸楽苑ホールディングス<7554>が反落。3日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高で、直営既存店売上高が前年同月比13.3%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。客単価は同2.5%増と上昇したものの、客数が同15.4%減と落ち込んだ。

■オーバル <7727>  288円  +56 円 (+24.1%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 オーバル<7727>が急騰し年初来高値を更新した。政府が30年代半ばに国内の新車販売を電動車に切り替える目標を設ける方向であることが伝えられたことを受けて、電動車にはハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)のほか、燃料電池車(FCV)も含まれていることから、FCVや水素ステーションの普及に向けて、水素の充填圧力を測定する超高圧流量計などを手掛ける同社にも思惑的な買いが入ったようだ。また、同じくFCV関連として、アンモニアから高純度水素を生成する技術を有する澤藤電機<6901>などにも買いが向かった。

■テラ <2191>  496円  +80 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 テラ<2191>が急反騰。3日の取引終了後、第4四半期(10~12月)に受取保険金1000万円を営業外収益として計上すると発表しており、これが好感された。10年ごろから加入していたマネジメントリスクプロテクション保険に基づく保険金を11月30日に受け取ったことが要因という。なお、同営業外収益は来年2月中旬に発表する20年12月期決算において織り込む予定としている。

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