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【材料】<動意株・4日>(前引け)=三桜工、セレス、ミナトHD

三桜工 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三櫻工業<6584>=急動意。13%高で一気に800円台に乗せる場面があった。ここ、世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景に世界的に関連銘柄が買われる展開となっているが、そのなか、東京市場ではEVの基幹部品で動力源でもある2次電池メーカーやモーター製造会社への攻勢が目立つ。同社は出資先の米ソリッドパワーが全固体電池を開発・出荷していることでポストリチウムイオン電池を担う次世代電池の関連最右翼に位置している。このほか東京工業大学と新型熱電発電素子の連続発電試験に成功するなどの実績があり、同分野での研究開発に期待が大きい。

 セレス<3696>=急反発し年初来高値を更新。3日の取引終了後、ライブ配信拡張ツール「Doneru(どねる)」などの運営を行うZEROUM(東京都渋谷区)と資本・業務提携したと発表しており、これが好感されている。ZEROUMは、「Doneru」の開発・運営のほか、バーチャルYouTuber特化型事務所「LUMILIA(ルミリア)」の運営やライブ配信メディア「ライブトレンド」の運営などを手掛ける。今回の提携により、セレスが運営するポイントサイト「モッピー」とのポイント連携準備が進行中で、Doneruでモッピーポイントを使った投げ銭(ドネる)が、来年以降可能になる予定という。またLUMILIAにおいて、セレスのインフルエンサーマーケティングノウハウを活用し、バーチャルYouTuber特化型事務所として更なる事業強化を行う予定としている。

 ミナトホールディングス<6862>=反発。同社は3日取引終了後、太陽誘電<6976>と販売代理店契約を締結することを発表した。ミナトHDは半導体のメモリーモジュールなどを主力とする電子機器メーカーだが、太陽誘電の電子部品やソリューションシステムなどの販売を、メモリー製品を取り扱うサンマックス・テクノロジーズをはじめとするグループ各企業が行うことで、今後の収益貢献が期待される状況となった。これをポジティブ視する買いを引き寄せている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2020年12月17日 10時43分

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