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【市況】4日の株式相場見通し=上値重い展開か、ワクチン期待がやや後退

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は、上値の重い展開となりそうだ。ただ、下値も固く日経平均は前日終値近辺で弱含みもみ合いが想定される。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに上昇し、NYダウは一時3万ドル台を回復したほか、ナスダック総合指数は過去最高値を更新したが、いずれも大引けにかけ急速に伸び悩む展開となった。午後になって、米製薬大手のファイザーなどが開発中の新型コロナウイルスのワクチンの今年の供給について、一部で計画規模の約半分になると報じられたことを受け、利益確定の動きを誘発した。きょうの東京市場ではこの流れを受けて、積極的にリスクを取る動きは見込みにくい。ただ、下値では引き続き国内外機関投資家の押し目買いが予想され、底堅さを発揮する可能性が高い。

 3日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比85ドル73セント高の2万9969ドル52セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同27.816ポイント高の1万2377.182だった。

 日程面では、国内では11月の輸入車販売。海外では11月の米雇用統計、10月の米貿易収支、10月の米製造業新規受注など。

出所:MINKABU PRESS

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