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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、中銀理事会、GDPなどに注目


■ワクチン実用化期待や米政権移行開始でリスクオン

今週の豪ドル・円は上昇。米国で12月にもワクチン接種が開始される可能性や英国で開発中のワクチンに高い有効性が認められたことや、バイデン米前副大統領への政権移行業務が開始され、米政治の先行き不透明感が後退したことから世界的に株高となり、豪ドル買い・円売りが優勢になった。取引レンジ:75円73銭-77円05銭。

■底堅い展開か、中銀理事会、GDPなどに注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)の理事会では、政策金利(0.10%)の据え置きが続くほか、より踏み込んだ追加緩和の示唆はないと予想され、豪ドル売りになりにくいとみられる。ロウ総裁の議会証言にも関心が集まる。また、主要経済指標が多く発表されるなかで、7-9月期国内総生産(GDP)は、どの程度の回復をみせるのか注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・12月1日:7-9月期経常収支(4-6月期:+177億豪ドル)
・12月1日:豪準備銀行が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)
・12月2日:ロウ豪準備銀行総裁議会証言
・12月2日:7-9月期GDP(4-6月期:前年比-6.3%)
・12月3日:10月貿易収支(9月:+56.30億豪ドル)
・12月4日:10月小売売上高(9月:-1.1%)

予想レンジ:76円00銭-78円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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