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【注目】前週末20日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

ユニデンHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■ユニデンHD <6815>  2,305円 (+88円、+4.0%)

 ユニデンホールディングス <6815> が4日ぶりに反発。20日午後1時ごろ東京都中央区の土地・建物を譲渡したのに伴い、21年3月期業績で固定資産売却益35億6700万円を特別利益として計上すると発表しており、最終利益の計画上振れを期待した買いが入った。

■サムティ <3244>  1,825円 (+66円、+3.8%)

 サムティ <3244> が大幅反発。首都圏や関西エリアを地盤に投資家向け中古マンション再生など不動産流動化ビジネスを主力に業績を伸ばしている。19日取引終了後、20年11月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画では153億円から169億円のレンジ予想としていたが、今回167億円(前期比9%増)見通しに修正、ほぼ上限に近い形での着地となり、これを評価する形で投資資金が流入した。なお、営業利益は連続最高益更新となる。株価指標面でもPER7倍前後と割安感が強く水準訂正期待の買いを集めた。

■エアトリ <6191>  1,296円 (+45円、+3.6%)

 エアトリ <6191> が大幅反発。19日の取引終了後、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」で、国内ツアーでダイビングやシュノーケリングを組み込んだプランを紹介する「エアトリダイビング」ページを開設したと発表しており、これが好材料視された。同社では沖縄本島や宮古島・奄美大島のダイビング・シュノーケル付きプランを紹介しているが、ページ開設により今後もエリアやプランを拡充する。なお、21年9月期業績への影響は軽微としている。

■アンビション <3300>  904円 (+31円、+3.6%)

 AMBITION <3300> [東証M]が4日ぶり大幅反発。19日の取引終了後、不動産投資クラウドファンディングサービス「A funding」の4号案件の募集を11月20日に開始すると発表しており、これが好材料視された。「A funding」は、不動産特定共同事業法に基づく不動産投資型のクラウドファンディングサービスで、20年1月にスタート。オンラインで1口1万円から不動産投資を始めることができ、不動産投資のハードルを下げることで気軽に投資ができるのが特徴となっている。

■ニーズウェル <3992>  925円 (+29円、+3.2%)

 ニーズウェル <3992> が大幅反発。19日の取引終了後、ポルシェジャパン(東京都港区)に「Speed Expense Assist」(以下Speed EA)を納入し、経費管理クラウドの導入を完了したと発表しており、これが好材料視された。Speed EAは、SAPConcurの導入サービスとして短期間で稼働をするための同社独自のサポートパッケージ。今回の事例では、20年8月から10月までの導入作業で法人カード、ネットワークICなどの連携機能開発に取り組みつつ、これまでの取り扱い例のなかでも最速の本番稼働を実現したという。

■自律制御シ研 <6232>  2,639円 (+81円、+3.2%)

 自律制御システム研究所 <6232> が大幅反発。19日の取引終了後、1億画素の超高解像度カメラを搭載したインフラ点検用ドローンの提供を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回提供を開始したインフラ点検用ドローンは、中判デジタルカメラとイメージングソリューションを展開するPhase One(長野県佐久市)の超高解像度カメラ「iXM シリーズ」を搭載。超高解像度の空撮により広い範囲を短時間で撮影し、空中写真測量の効率化が図れるほか、接近困難なインフラ構造物を離れた位置から全体像を捉えつつ、一部分を拡大し精細に確認することを可能にしたのが特徴という。

■イルグルム <3690>  1,729円 (+52円、+3.1%)

 イルグルム <3690> [東証M]が反発。19日の取引終了後、マーケティング効果測定プラットフォーム「アドエビス」のメジャーアップデートを21年1月から順次リリースすると発表しており、これが好材料視された。今回のメジャーアップデートでは、「誰でも」「簡単に」「スピーディーな」意思決定を可能にするをテーマとしており、ユーザインターフェースの全面刷新をはじめ、D2C/サブスクリプションモデルに特化したLTV(顧客生涯価値)分析機能の追加、更にはアドエビスと外部サービスをつなげるAPIの刷新などを予定しているという。

■日本サード <2488>  778円 (+20円、+2.6%)

 日本サード・パーティ <2488> [JQ]が7日ぶりに反発。20日午前11時ごろ、デジタルトランスフォーメーション(DX)の基礎力を身につけることのできる「Learning Booster for DX人材 超入門」研修を11月20日に提供開始すると発表しており、これが好感された。同研修は、これまでのデジタル人材の育成やDX関連のシステム構築の実績をもとに、エンジニア以外の全従業員にも必要な基礎知識が身につくDX人材育成研修を段階別にパッケージ化したもの。DX人材に必要なテクノロジー、データ活用とビジネスプロセス可視化のポイントを3時間で修得するコースで、受講者は月2回、学習で不明な箇所をインストラクターにオンラインで質問できるセッションにも参加できるという。

■システムサポ <4396>  1,463円 (+36円、+2.5%)

 システムサポート <4396> が続伸。20日午前10時30分ごろ、マイクロソフトのパートナープログラムで「Advanced Specialization」を取得したと発表しており、これが好材料視された。「Advanced Specialization」は、特定のソリューション分野で特に高度な専門性のあるパートナーへマイクロソフトから与えられるもの。同社は、「Microsoft Azure(アジュール)へのWindowsサーバーとSQLサーバーへの移行」分野で取得したという。

■DMG森精機 <6141>  1,539円 (+32円、+2.1%)

 DMG森精機 <6141> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は19日、同社株のレーティングの「オーバーウエイト」を継続するとともに、目標株価を1900円から2100円に引き上げた。収益性の改善が進んでおり、需要回復局面で業績拡大が期待できることを評価している。特に、世界経済の正常化が進むと予想される21年12月期以降は販売回復で増益を予想している。同社の連結営業利益は20年12月期の92億円(会社予想105億円)に対して、21年12月期は261億円、22年12月期は342億円を見込んでいる。

■タメニー <6181>  154円 (+3円、+2.0%)

 タメニー <6181> [東証M]が反発。20日前引け後、子会社タメニーアートワークスが、エスクリ <2196> とフォトウエディング領域における業務提携を締結したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、近年高まりをみせる「結婚式を諦めることなく、結婚式場という特別な空間で写真を残したい」という新郎新婦のニーズに応えるのが狙い。提携により、本格的なチャペルや華麗な結婚式場でロケーション撮影を行うサービス「LUMINOUS La Maison(ルミナス ラ・メゾン)」の撮影会場に、エスクリのチャペルや会場が加わることになる。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

■識学 <7049>  1,460円 (+26円、+1.8%)

 識学 <7049> [東証M]が反発。19日の取引終了後、子会社である福島スポーツエンタテインメント(SE)が、笑顔道整骨院グループを運営する爽健グローバル(東京都新宿区)とオフィシャルプレミアスポンサー及びオフィシャルトレーナー契約を締結したと発表しており、これが好材料視されたようだ。福島SEが運営する「福島ファイヤーボンズ」は、B1リーグ昇格を目指す福島県唯一のプロバスケットボールチーム。福島ファイヤーボンズのホームゲームやトレーニングに爽健グローバルのトレーナーが帯同することで、選手の体のケア及びコンディション向上に寄与することが可能となるとして、オフィシャルスポンサー及びオフィシャルトレーナー契約を締結したという。

■キムラ <7461>  502円 (+7円、+1.4%) 一時ストップ高

 キムラ <7461> [JQ]が続伸、一時ストップ高。19日の取引終了後、ウイルス対策に効果がある「イオンクラスター除菌脱臭装置」を搭載した24時間換気システム及び据え置きタイプを発売したと発表しており、これが好感された。現在、新型コロナウイルス感染症の対策として換気の徹底が推奨されているが、イオンクラスターはイオン化エネルギーを「パルスプラズマ放電技術」で作り出し、分解物質を大量に発生することで、有害物質の除去、脱臭効果及び付着した菌やウイルス対策に効果を発揮する。住宅用24時間換気システムのダクトに組み込むダクトインタイプは、より高いイオン化エネルギーを発生するため、イオンクラスターの残存時間が長くなり住宅全体にイオンクラスター放出することが可能。一方、机上で使用可能な据え置きタイプは、小型のため宅内の移動に便利としている。

※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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