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【市況】東京株式(前引け)=急反発、景気改善への思惑でリスク選好

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前営業日比419円43銭高の2万5805円30銭と急反発。前場の東証1部の売買高概算は7億172万株、売買代金概算は1兆2569億円。値上がり銘柄数は1620、対して値下がり銘柄数は488、変わらずは68銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の米株高を引き継ぐ形で日経平均が急速に切り返す展開となった。ワクチン開発期待を背景とする景気改善への思惑が追い風となっている。寄り付きから買い意欲の強い展開となり、寄り後も先物を絡め上げ幅を漸次拡大する展開となった。日経平均は2万5000円台後半まで上値を伸ばし29年ぶりの高値圏で売り物を吸収する動きに。朝方発表された20年7~9月期のGDP速報値が市場コンセンサスを上回ったことも好感されている。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も大商いで上昇した。東京エレクトロン<8035>が大幅高、レーザーテック<6920>も高い。チェンジ<3962>が大きく買われ、日本電産<6594>も値を上げた。キャリアインデックス<6538>はストップ高。半面、任天堂<7974>が軟調、ブイキューブ<3681>は大幅安。SMC<6273>も値を下げた。ビーグリー<3981>が値下がり率トップとなったほか、ジャパンディスプレイ<6740>にも売りがかさんだ。

出所:MINKABU PRESS

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