【市況】東京株式(前引け)=前日比262円高、買い優勢で29年ぶり高値圏に
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均株価は、終値ベースでは18年10月2日の2万4270円を更新し、1991年11月以来、29年ぶりの高値圏に上昇した。為替は1ドル=103円60銭前後と急激な円高が進むなか、寄り付き段階では前日比29円安と小反落でスタートした。しかし下値には買いが入り、すかさずプラス圏に浮上。前日のNYダウが542ドル高と急伸しており、米株高を追い風に上値を切り上げる展開となっている。鉄鋼や海運、機械株など景気敏感株が高い。
個別銘柄では、任天堂<7974>やトヨタ自動車<7203>、ファーストリテイリング<9983>が高く、ダイキン工業<6367>や日本電産<6594>がしっかり。商船三井<9104>や日本製鉄<5401>、ファナック<6954>が買われた。半面、ソフトバンクグループ<9984>やソニー<6758>、レーザーテック<6920>が安く、SUMCO<3436>や三井不動産<8801>が値を下げた。
出所:MINKABU PRESS