【市況】日経平均VIは上昇、株価下げ渋りで警戒感はやや緩和

日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時40分現在、前日比＋1.63pt（上昇率6.74％）の25.83ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は28.54pt、安値は25.92pt。

昨日の米国株式相場の大幅安を受け、今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは8月28日以来の28pt台に上昇して始まった。。欧米での新型コロナ感染拡大への懸念や、米大統領選を巡り米国政治が混乱するとの警戒感は継続したままだが、日経225先物が次第に下げ渋る動きとなり、警戒感はやや緩和し日経VIは上昇幅を縮小している。

【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。

《FA》

　提供：フィスコ