【市況】株価指数先物【昼のコメント】寄与度の大きいコア銘柄上昇でNT倍率の上昇傾向強まる
日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の2万3390円(-0.42%)前後で推移している。寄り付きは2万3340円とシカゴ先物清算値(2万3405円)を下回って始まった。その後も2万3330円から2万3360円辺りでのこう着が続いており、前場半ばに一時2万3420円まで下げ幅を縮める場面がみられたが戻りも鈍く、2万3400円を挟んで方向感に欠ける値動きとなった。
昨日同様、寄り付き直後に売り仕掛けられた格好となったが、早い段階で買い戻されている。指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンクグループ <9984> が強い値動きをみせており日経平均株価を支えている。こうしたコア銘柄の堅調な動きから、ショートを仕掛けてくる流れにはなりづらいところであろう。
なお、前引けのTOPIXは0.61%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えが意識されるため、よりショートは仕掛けづらいだろう。方向感がつかみづらい状況ではあるが、指数寄与度の大きいコア銘柄の強い値動きによりNT倍率は上昇傾向が強まりやすい。NT倍率は先物中心限月で14.51で始まり、14.57まで上昇してきている。こう着感の強い相場展開が続くなか、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)でのスプレッド狙いのスタンスは継続となる。
株探ニュース