【通貨】外為サマリー:1ドル104円80銭台で推移、低リスク通貨の円買いがやや優勢
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=104円84銭前後と前週末に比べ10銭強のドル高・円安で取引を終えた。欧米を中心に新型コロナウイルス感染が再拡大するなか、世界経済の先行き懸念が台頭。投資家心理の悪化で流動性確保を目的としたドル需要が高まり、一時105円05銭まで上昇した。
ただ、リスクオフの局面では低リスク通貨とされる円も買われやすいことから、その後は伸び悩んでおり、東京市場に移ってからも上値の重い相場展開。前日の米市場で長期金利が低下したことで日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いの動きもあり、午前9時00分過ぎには104円75銭まで軟化する場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1821ドル前後と前日の午後5時時点に比べ0.0010ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=123円89銭前後と同20銭程度のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS