【市況】東京株式(前引け)=反落、米株安と円高嫌気しほぼ安値引け
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売りに押される展開となった。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が終盤に崩れたことや、外国為替市場で1ドル=105円を割り込む円高に振れたことなどが主力株中心に売りを誘発した。日経平均は朝方売り込まれた後、いったん下げ渋る動きをみせたが戻し切れず、前引けにかけて売り直された。2万3500円台を下回り、ほぼ前場の安値圏で着地した。東証1部全体の8割の銘柄が下落している。
個別では任天堂<7974>、ソニー<6758>などが軟調、キーエンス<6861>も値を下げた。トヨタ自動車<7203>も冴えない。JR東日本<9020>の下げが目立ったほか、メディカル・データ・ビジョン<3902>が大幅安。ニトリホールディングス<9843>も1000円を超える下落。ジーンズメイト<7448>、キューブシステム<2335>などが急落した。半面、ファーストリテイリング<9983>がしっかり、島忠<8184>、日本電産<6594>なども堅調。レッグス<4286>が一時ストップ高に買われ、NOK<7240>も値を飛ばした。コナカ<7494>も物色人気に。
出所:MINKABU PRESS