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【通貨】今日の為替市場ポイント:米追加経済対策の早期成立は困難との見方

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

21日のドル・円は、東京市場では105円53銭から105円01銭まで下落。欧米市場では、105円04銭から104円34銭まで続落し、104円59銭で取引終了。本日22日のドル・円は、主に104円台で推移か。米追加経済対策の早期成立の可能性は高まっていないことから、リスク選好的な円売りがただちに広がる可能性は低いとみられる。

米大統領選における勝敗の行方については予断を許さない状況が続いている。バイデン候補の勝利を予想する声は多いものの、トランプ大統領再選の可能性もある程度残されている。市場参加者の間では、「次期大統領が誰であっても、大幅に増大している連邦政府債務を持続可能な水準にとどめることが重要な課題となる」との見方が浮上している。トランプ大統領が再選を果たしても、新たな財政支出を実行することは難しくなるとみられている。増税は基本的に歓迎されないため、特定分野における歳出を減らすなどの手段を講じて財政バランスを少しでも改善させることが実行されそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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