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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

サイバダイン <日足> 「株探」多機能チャートより

■タスキ <2987>  3,990円 (+570円、+16.7%)

 タスキ <2987> [東証M]が急反騰。20日の取引終了後、オンライン完結型の不動産投資型クラウドファンディングサイト「タスキFunds(ファンズ)」で、会員登録の受付を開始したと発表しており、これが好感された。「タスキFunds」は、1口10万円から始められる少額不動産投資サービスで、不動産事業「タスキLive Mana(リブマナ)」で培った知識とノウハウをもとに、不動産の専門家が顧客の資産運用を支援するとしている。なお、同社株は10月2日にマザーズ市場に上場し、6日に5060円で初値を形成。同日にストップ高の6060円に上昇したが、その後は過熱感から売りが優勢となり、19日には3125円に下落していた。高値から半値近くまで下落したことで調整一巡感も台頭していたことも21日の上昇につながったようだ。

■サイバダイン <7779>  747円 (+100円、+15.5%) ストップ高

 CYBERDYNE <7779> [東証M]がストップ高。同社は20日取引終了後、身体機能改善を促す装着型ロボット、HAL医療用下肢タイプ(医療用HAL)が台湾の衛生福利部食品薬物管理署の医療機器承認を取得したと発表した。今回の承認により台湾の大手医療機器専門商社であるCHCヘルスケアグループと提携し、同グループ病院で医療用HALによるサイバーニクス治療の運用を開始するとともに、同グループ子会社が販売代理店としてHALの営業活動を行うことも明らかにされている。

■エコモット <3987>  1,124円 (+150円、+15.4%) ストップ高

 エコモット <3987> [東証M]がストップ高。20日の取引終了後、5Gの普及に伴う画像・映像並びにその周辺データの品質向上と、需要増加に伴うトランザクション負荷の増大を見越して、サーバレスアーキテクチャを採用した新世代データ基盤を開発したと発表しており、これが好感された。今回開発した新世代データ基盤は、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が提供するフルマネージドサービスを活用することで、弾力性及び可用性を兼ね備えたサーバレスアーキテクチャベースの構成となったのが特徴。また、アーキテクチャを一新したことで、あらゆるシーンでの応答性が向上し、高品質なクラウド録画やブラウザでの低遅延動画配信など、これまでニーズの多かった標準的機能のユーザー体験を向上させたほか、APIによる連携機能やより幅広いプロトコルへの対応を予定し、将来的な拡張にも対応するIoT・AIサービス運営の基盤にした。

■ソフトクリエ <3371>  3,740円 (+480円、+14.7%)

 東証1部の上昇率トップ。ソフトクリエイトホールディングス <3371> が5日ぶり急反騰し、年初来高値を更新した。21日の寄り付き前、21年3月期連結業績予想について、売上高を225億9000万円から229億6500万円(前期比3.6%減)へ、営業利益を22億7000万円から27億7200万円(同16.5%増)へ、純利益を13億6000万円から16億6800万円(同16.6%増)へ上方修正したことが好感された。上期において新型コロナウイルス感染症の影響を受けた巣ごもり消費が拡大したことを背景に、リアル店舗を展開している企業などのEC構築及びマーケティングへの投資需要が拡大したことが要因としている。また、テレワーク及び在宅勤務などへの働き方の変化により、インフラなどのシステム投資需要が拡大したことも寄与した。加えて、業績予想の修正に伴い、従来中間・期末各10円を予定していた配当予想をそれぞれ5円増額して年30円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。前期実績に対しては10円の増配となる予定だ。

■島忠 <8184>  4,805円 (+610円、+14.5%)

 東証1部の上昇率2位。島忠 <8184> が3日続急騰。20日夜の日本経済新聞電子版で、「家具・日用品大手のニトリホールディングスがホームセンター大手の島忠の買収を検討していることが20日、分かった」と報じられたことが材料視された。島忠を巡っては現在、DCMホールディングス <3050> が完全子会社化を目指してTOBを実施中で、島忠もこれに賛同している。報道に対して島忠、ニトリHDともに自社の発表を否定しているほか、ニトリホールディングス <9843> は「島忠も含め、M&Aを通じた成長の可能性を日々検討しているが、現時点で決定している事実はない」とコメント。一方の島忠も「具体的な提案は受領しておらず、決定している事項もない」とコメントしている。

■ツクイスタッフ <7045>  1,652円 (+202円、+13.9%)

 ツクイスタッフ <7045> [JQ]が急騰。20日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4-9月)単独業績について、売上高が38億3400万円から39億5100万円(前年同期比5.3%減)へ、営業利益が2900万円から7500万円(同61.1%減)へ、最終損益が収支均衡から3100万円の黒字(同73.5%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。20年4月の改正労働者派遣法による主力の人材派遣サービスへの利用控えの影響が想定よりも小さかったことに加えて、派遣スタッフ数及び派遣単価が計画を上回って推移したことが牽引した。また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う活動制限による旅費交通費の減少や、人材採用計画の見直しなどによる経費削減を進めたことも寄与した。

■Genky <9267>  4,285円 (+350円、+8.9%)

 東証1部の上昇率7位。Genky DrugStores <9267> が4日続急伸、年初来高値を更新した。20日の取引終了後、21年6月期連結業績予想について、営業利益を50億円から58億円(前期比33.6%増)へ、純利益を35億円から41億円(同48.8%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は1450億円(同17.3%増)の従来見通しを据え置いたものの、全社的なコストコントロールにより、販管費抑制に成功していることが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(6月21日-9月20日)決算は、売上高350億7500万円(前年同期比23.0%増)、営業利益17億2100万円(同2.8倍)、純利益12億8800万円(同2.7倍)だった。

■エーアイ <4388>  3,750円 (+305円、+8.9%)

 エーアイ <4388> [東証M]が3日続急伸、年初来高値を更新した。音声合成エンジンの開発・販売を行い、特に文章読み上げソフトの評価が高く、法人・個人向け需要を獲得している。業績は16年3月期以降、前20年3月期まで大幅増収増益を継続、21年3月期も伸び率こそ鈍化するものの成長トレンドが継続する見込み。同社が開発している高品質音声合成エンジン「AITalk」への展開に注力しており、ここテレビコマーシャルなどもスタートさせ認知度を高めている。

■MTG <7806>  1,547円 (+122円、+8.6%)

 MTG <7806> [東証M]が3連騰。「シックスパッド」や「リファ」など健康美容機器を開発販売しており、巣ごもり需要を捉えて足もとの業績は回復色を強めている。そうしたなか、同社は20日取引終了後、自宅でわずか10分で「ハイブリッドトレーニング」が受けられるEMSオンラインジム「SIXPAD HOME GYM」を同日から開始することを発表、これを手掛かり材料に買い注文を呼び込む形となった。

■宝HLD <2531>  1,165円 (+83円、+7.7%)

 東証1部の上昇率10位。宝ホールディングス <2531> が急反発。20日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4-9月)連結業績について、売上高が1225億400万円から1277億8400万円(前年同期比7.1%減)へ、営業利益が21億8000万円から58億7100万円(同23.0%減)へ、純利益が7億6000万円から27億9800万円(同36.0%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響が想定したほど大きくならなかったことに加えて、タカラバイオ <4974> グループでPCR検査関連製品の需要が予想以上に強くあったことが要因という。また、販管費の抑制に努めたことも寄与したという。

■日製鋼 <5631>  2,280円 (+157円、+7.4%)

 日本製鋼所 <5631> が5日続急伸し年初来高値を更新した。SMBC日興証券は20日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価を1800円から2800円に引き上げた。長らく低迷してきた電気自動車(EV)セパレータ用フィルムシート装置の受注にようやく回復の兆しが見えてきたことを評価。業績は今期が底と予想しており、「数少ないEV関連機械株」として買いを再強調している。

■FRONTEO <2158>  805円 (+55円、+7.3%) 一時ストップ高

 FRONTEO <2158> [東証M]が急反発。同社はAIを駆使してリーガルテック事業を展開するが、近年はその高度な技術力をライフサイエンス分野に拡張して新境地を開拓している。AIソリューション事業ではライフサイエンス分野での大型案件のマイルストーンフィーを獲得したことが、20年4-6月期の黒字転換に反映された。今後も新型コロナや認知症分野での活躍に期待が大きい。また、21日には日本マイクロソフトと高齢化社会医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指し協業を開始したことを発表しており、これが投資資金の流入を加速させる背景となった。

■ノジマ <7419>  3,010円 (+205円、+7.3%)

 ノジマ <7419> が3日ぶりに急反発。20日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を270億円から300億円(前期比32.8%増)へ、純利益を410億円から450億円(同2.8倍)へ上方修正したことが好感された。上期における電気通信事業法改正による携帯電話の販売台数減少の影響などで、売上高は5070億円から5030億円(同4.0%減)へ下方修正したものの、各通信事業者からの質の高いキャリアショップへの支援や付帯サービスの販売、コストコントロールによる経費面の見直しなどが奏功し、利益は上振れる見通しという。

■アルファP <9467>  3,460円 (+180円、+5.5%)

 アルファポリス <9467> [東証M]が急反発し年初来高値を更新した。20日の取引終了後、人気小説「月が導く異世界道中」の2021年テレビアニメーション化が決定し、原作小説及びコミックスの最新巻も順次刊行すると発表しており、これが好材料視された。原作小説は、アルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読者賞を受賞。とことん不運、されどチートな薄幸系男子と、周囲をとりまく個性豊かなキャラクター達が話題を呼び、現在まで電子版を含むシリーズ累計140万部突破のヒットとなっている。アニメ化決定に伴い、原作の販売増と業績への寄与が期待されているようだ。

※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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