市場ニュース

戻る
 

【市況】株価指数先物【寄り前コメント】米経済対策の結果でアルゴ発動意識、ヘッジ伴うスプレッド狙い


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 23590 +60 (+0.25%)
TOPIX先物 1629.5 +5.0 (+0.30%)
シカゴ先物 23590 +60
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 20日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。経済対策法案を巡るムニューシン財務長官とペロシ下院議長による電話協議を控え、大統領選挙前の合意に楽観的な見方が高まった。

 シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比60円高の2万3590円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比10円高の2万3540円で始まり、その後はじりじりと上昇し2万3570円から2万3600円での保ち合い。米国市場開始後は2万3640円まで上げ幅を広げる場面もみられたが、2万3590円で取引を終えている。

 米国市場は上昇となったが、追加の経済対策合意への期待というよりは、再協議を前に直近の調整に伴う買い戻しとみられる。そのため、協議結果が日本に伝わる時間帯においてアルゴリズムが発動しやすいとみておいた方が良さそうだ。グローベックスの米株先物の動向に大きく振らされる可能性もあり、結果を見極めるまでは神経質な展開を余儀なくされそうだ。

 合意となればポジティブ視され日経225先物のロング比率を高めたいところ。一方で、合意できなかった場合には売りアルゴ発動が意識されるが、これによって足元で上昇傾向が続いているNT倍率が低下する場面では、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるポジションを積み増し、スプレッド狙いを継続しておきたい。NT倍率は先物中心限月で14.48で終えており、一時14.50まで上昇している。いずれにせよ、大統領選通過まではポジションを傾けづらい状況であり、ヘッジを伴うスプレッド狙いのスタンスとなる。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均