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【市況】<マ-ケット日報> 2020年10月20日

 20日の市場は日経平均が反落。終値は前日比104円安の2万3567円だった。米国の追加経済対策への期待後退や株価下落を受けて朝から売りが先行。時間外取引の米株先物が堅調に推移したことで一時プラス圏に顔を出す場面はあったが、積極的な買い手不在で後場から再び戻り売りに押されてしまった。中国上海株などアジア株が総じて下落していることも重荷に。日米ともに手がかり難で当面は模様眺め的な相場となりそうだ。

 昨日の米国市場は追加経済対策の早期成立期待が後退してダウ平均は大幅反落した。欧米の新型コロナの感染急拡大も投資家心理を圧迫したようだ。この日は与野党の政策協議の進展期待で序盤は100ドルほど上げて始まったが、各方面の発言から次第に協議は難航するとの見方が広がり株価は一転して下げに転じた。ハイテクの多いナスダック指数は5日続落。市場人気のバロメーターであるだけに目先は買い一巡感が広がっている。

 さて、東京市場は米株安に加え昨日に急伸したこともあり買い手控えムードが広がった。国内外ともに材料不足で大口資金は動きがない。米大統領選を2週間後に控えポジションを積極的に傾けることは避けている様子。一方、個人などの小口資金は動きがあり、東証2部指数、マザーズ指数、ジャスダック平均はいずれも上昇。幕間つなぎ的ではあるが日々色んなジャンルの銘柄が物色されている。(ストック・データバンク 編集部)

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