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【市況】概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、欧州で新型コロナウイルスの「第2波」の到来懸念が高まっている

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 98309.12 -0.75%
16日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比744.95ポイント安(-0.75%)の98309.12で取引を終了した。99172.00から98309.1まで下落した。

おおむねマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。欧州で新型コロナウイルス感染の爆発を受け、景気停滞懸念が再び高まったもようだ。また、欧州市場の下落も圧迫材料。ほかに、原油価格の下落などが資源セクターの売り材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2799.54 -0.63%
16日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比17.75ポイント安(-0.63%)の2799.54で取引を終了した。2785.85から2819.04まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。欧州で新型コロナウイルスの「第2波」の到来懸念が高まっていることが警戒材料。また、原油価格の下落も足かせとなった。一方、大手銀行の預金金利の低下に伴う貸出金利の引き下げ期待が指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 39982.98 +0.64%
16日のインドSENSEX指数は反発。前日比254.57ポイント高(+0.64%)の39982.98、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同82.10ポイント高(+0.70%)の11762.45で取引を終えた。

終始堅調な値動きを示し、後半は高値圏でもみ合った。貿易統計の改善が支援材料となった。9月の輸出は前年同月比で5.99%増、7カ月ぶりにプラスに転じた。また、一部産業での景気回復が鮮明になっているとの報告も好感された。

【中国本土】上海総合指数 3336.36 +0.13%
16日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.18ポイント高(+0.13%)の3336.36ポイントと3日ぶりに反発した。

新規の取引材料に乏しい中、政策期待が再び広がる流れ。今月26日には、重要会議の第19期中央委員会・第5回全体会議(5中全会)がスタートし、第14次5カ年計画(2021-25年)が策定される予定だ。また、主要企業が報告する月次統計や1~9月期決算見通しで、業績の持ち直しを示す内容が多くみられることも材料視されている。ただ、全体としては上値が重い。指数は一進一退した。週明け19日には、第3四半期GDP成長率や9月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が公表される。結果を見極めたいとするスタンスも漂った。

《CS》

 提供:フィスコ

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