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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、明日の雇用統計を前に買い手控えも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15時30分現在)
S&P500先物      3,377.12(+25.12)
ナスダック100先物  11,491.62(+84.37)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は250ドル高。NY原油先物(WTI)はプラスで推移し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


9月30日の取引で主要3指数は反発。NYダウは300ドル超高で一時28000ドル台を回復した。新型コロナウイルスまん延で打撃を受けた経済への追加支援策に関し、与野党協議が進展するとの思惑で買いが優勢に。この日発表された4-6月期国内総生産(確定値)が下げ幅をやや縮小したほか、ADP雇用統計で民間部門雇用者数が予想を上回ったことも買いを後押した。ただ、大統領候補者討論会後で先行き不透明感が広がり、一段の株買いを抑制した。


本日も買いが入りやすい地合いとなろう。期末の調整は一巡しており、追加経済対策の早期成立への期待を背景に割安感の生じた銘柄に新たな買いが入りやすい。手がかりとなる経済指標のうち、新規失業保険申請件数やコアPCE価格指数は前回から改善が見込まれる。特に注目されるISM製造業景況指数も堅調な内容が予想され、早期回復期待の買いにつながりそうだ。ただ、明日の雇用統計を見極めたいとのムードが広がれば、指数の一段の上昇を抑えるだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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