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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):OTS、レオパレス21、ギフティなど

M&Aキャピ <日足> 「株探」多機能チャートより

M&Aキャピ<6080> - -
前日に20年9月期の業績下方修正を発表している。営業利益は従来予想の59.0億円から50.7億円に減額、前期比13.4%減と一転して減益に転じているもよう。第4四半期に挽回したものの、第3四半期までの進捗遅れをカバーしきれなかったようだ。第3四半期累計では35.2億円、前年同期比25.4%減益であった。業績下振れに大きなサプライズはないものの、足元で上昇ピッチが速まっていたことから、短期的には利食い売りにつながる公算。


ケアネット<2150> - -
メディカル・データ・ビジョン<3902>と包括業務提携契約を締結すると発表している。同社は実患者数3000万人を超えるDPCデータを含む国内最大規模の診療データベースを保有しており、病院情報システムの開発・提供を行っている。業務提携により両社が保有するデータベースとノウハウを活用して製薬企業向けの新規サービスの開発を進めるほか、オンライン診療システムの普及などを目指す。


川金HD<5614> - -
前日にMBOの実施を発表している。社長が100%の株式を保有しているSSホールディングスがTOBを実施、同社は賛同の意を表明した。TOB価格は388円で、前日終値に対するアップ率は27.2%となっている。TOB期間は10月1日から11月12日までの計画で、MBO完了後は上場廃止となる。TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きになるものとみられる。


西松屋チェ<7545> - -
前日に上半期の決算を発表、営業利益は64.5億円で前年同期比2.9倍となっている。8月20日に上方修正した水準をやや上回る着地となった。また、中間期末配当金は従来計画の10円から11円に引き上げている。通期予想は8月20日に上方修正した数値の85億円、前期比3.5倍を据え置きへ。足元でも月次既存店売上の好調が続いており、通期上振れ確度は高そうだが、ここまでの株価上昇の反動もあって、出尽くし感も強まる可能性はあろう。


ギフティ<4449> - -
電子媒体クーポンに係る業務委託契約を締結したと発表している。契約締結先は日本旅行業協会を代表とするツーリズム産業共同提案体で、業務委託内容は「Welcome! STAMP」サービスやGo Toトラベル電子クーポン発行・受取管理システムの提供。業務委託金額は非開示だが、19年12月期売上高(17.67億円)の10%以上に該当する見通し。20年12月期第4四半期から21年12月期第1四半期にかけて売上計上する予定。


レオパレス21<8848> - -
ソフトバンクG<9984>の傘下で米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループの支援を受け入れると発表している。前日は支援観測報道を受けて売買停止となっていた。普通株式優先株式、新株予約権などを割り当て、約570億円を調達する。相応の希薄化などは発生することになるが、資金調達によって6月末時点での債務超過も解消できる見通しとなり、最悪ケースを回避できるとの見方から、水準訂正の動きは続きそうだ。

OTS<4564> - -
新型コロナウイルスの感染制御及び重症化の抑制を目指したペプチドワクチンの研究開発に着手し、特許出願を完了したと発表している。迅速で効果的な感染制御や重症化の抑制に加え、高い安全性も同時に期待されるとしている。オンコセラピー・サイエンスはがんワクチン研究開発で培われた解析技術を新型コロナのペプチドワクチン探索研究に応用し、研究を進めていたという。


※東証システム障害で売買停止
《ST》

 提供:フィスコ

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