日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
24日の東京株式市場は、リスク回避の売りに押され下値を試す展開が予想される。
日経平均は300円以上の下落で2万3000円トビ台まで下押す場面もあり得る。前日の米国株市場では取引開始早々は買い優勢だったものの、その後はハイテク株中心に大きく値を崩す展開となり、
NYダウは500ドルを超える下げとなった。また、
ナスダック総合指数は下落率でNYダウを大きく上回る3%強の急落となった。これを受けて東京市場も続落が余儀ない状況といえる。ただ、前日も日経平均は底堅さを発揮しており、足もと外国為替市場でドル高・円安が進んでいることも輸出セクター中心に株価の下支え材料となり、売り一巡後は下げ渋る可能性がある。また、中小型株物色意欲は旺盛だが、その流れが続くかどうかが注目される。ここまで強い動きを際立たせていたマザーズ市場など新興市場の動向はポイントとなる。
23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比525ドル05セント安の2万6763ドル13セントと急反落。ナスダック総合株価指数は、同330.652ポイント安の1万632.985だった。
日程面では、日銀の金融政策決定会合の議事要旨(7月14~15日開催分)のほか、8月の百貨店売上など。また、マザーズ市場にトヨクモ<
4058>、ジャスダック市場にまぐまぐ<
4059>、グラフィコ<
4930>が新規上場する。海外では、トルコ中銀が政策金利を発表、9月の独Ifo企業景況感指数、8月の米新築住宅販売件数などが発表される。
出所:
MINKABU PRESS