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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:DCM、サイボウズ、チェンジ、富士フイルム

DCM <日足> 「株探」多機能チャートより
■島忠 <8184>  3,380円  +502 円 (+17.4%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 島忠<8184>がストップ高カイ気配。ホームセンター大手のDCMホールディングス<3050>が、埼玉県などが地盤の島忠に対して株式公開買い付け(TOB)の検討を始めたとNHKや日本経済新聞など複数のメディアが報じたことを受け、同社株に買いが殺到している。18日夕方にTOBの検討を報じたNHKによると、DCMは島忠の50.1%を超える株式を取得して傘下に収める方向で最終調整を進めている、という。DCMの株価も18日取引終了後に業績予想の上方修正を発表したこともあり、この日は急伸している。

■DCMホールディングス <3050>  1,530円  +183 円 (+13.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 DCMホールディングス<3050>が急騰。18日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を4381億円から4620億円(前期比5.6%増)へ、営業利益を210億円から301億円(同44.5%増)へ、純利益を130億円から195億円(同41.5%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において、新型コロナウイルス感染症による巣ごもり需要や在宅勤務の拡大など生活様式の変化に伴い、園芸用品、DIY用品などが売り上げを伸ばしたほか、猛暑の影響で季節商品も好調だった。また、19日付日本経済新聞朝刊で「島忠に対し株式公開買い付け(TOB)の検討を始めたことが18日、分かった」と報道したことも好材料視されているようだ。報道に対して会社側は、「当社の発表に基づくものではない。島忠も含め他社との提携・さまざまなM&Aの可能性を検討しているが、決定しているものはない」とコメントしている。

■サイボウズ <4776>  3,470円  +210 円 (+6.4%)  11:30現在
 サイボウズ<4776>が大幅高で4連騰。テクニカル的にも戻り高値を次々と払拭し、7月14日の上場来高値3640円奪回も視野に入れる局面にある。中小企業を中心にグループウェアを提供し業務効率化を支援、パッケージソフトとクラウドサービスを2本柱に収益成長路線をまい進する。あす24日にマザーズ市場に新規上場するトヨクモ<4058>の大株主(第2位)でもあり、同銘柄上場に伴う一部株式売り出しで20年12月期第3四半期に投資有価証券売却益を特別利益として3億9800万円を計上する見込み。また、法人向けクラウドサービスで実績の高いトヨクモは上場後のセカンダリーでも人気化が予想されており、サイボウズが保有する残りの株式についても含み益拡大にマーケットの視線が集まりそうだ。

■チェンジ <3962>  11,470円  +690 円 (+6.4%)  11:30現在
 チェンジ<3962>が大幅続伸、上場来高値を更新した。8月中旬を境に高水準の買いが継続、時価総額は1カ月あまりで2.5倍化した。菅氏はかつて地方活性化策としてふるさと納税に積極的な取り組みをみせており、首相就任後も従来の姿勢を明示している。同社は子会社を通じふるさと納税仲介サイトを展開、新型コロナ関連の企画も功を奏し、収益貢献が期待されている。20年9月期営業利益は期初予想から2度も増額し前期比3.2倍の34億円を計画するが、一段の上振れも視野に入っている。

■ストライク <6196>  5,320円  +310 円 (+6.2%)  11:30現在
 ストライク<6196>が7連騰している。18日の取引終了後、集計中の20年8月期単独業績について、売上高が62億7500万円から69億1600万円(前の期比36.2%増)へ、営業利益が22億3700万円から29億8100万円(同58.1%増)へ、最終利益が16億6700万円から22億200万円(同64.1%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。事業承継ニーズを中心にM&A市場が順調に拡大するなか、案件成約組数は134組と当初計画の143組を下回ったものの、大型案件(報酬総額が1億円以上となる案件)の成約が16組と当初計画の4組を大きく上回ったことから成約案件単価が上昇し売上高・利益を押し上げた。また、対面セミナー中止による広告宣伝費の減少なども利益上振れに寄与した。また、業績上振れに伴い、従来17円50銭を予定していた期末一括配当を24円に引き上げるとあわせて発表した。

■テクマトリックス <3762>  2,277円  +64 円 (+2.9%)  11:30現在
 テクマトリックス<3762>が5日続伸している。18日の取引終了後、未定としていた21年3月期の中間配当を7円にすると発表しており、前年同期実績(12円、ただし20年7月1日付で1株を2株に株式分割)に対して実質増配となることが好感されている。なお、期末配当(前年同期18円)は引き続き未定としている。

■富士フイルム <4901>  5,131円  +94 円 (+1.9%)  11:30現在
 富士フイルムホールディングス<4901>が続伸している。21日付の日本経済新聞朝刊で、「新型コロナウイルスの治療薬候補『アビガン』について、製造販売の承認を厚生労働省に近く申請することが20日、分かった」と報じられており、これが好材料視されている。新型コロナウイルス感染症の治療薬としては現在、「レムデシビル」と「デキサメタゾン」が承認されているが、国内の製薬会社が開発した薬としては初めて。記事では、厚労省は年内に承認する可能性があるとしている。

■東京エレクトロン <8035>  26,675円  +420 円 (+1.6%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>は全体軟調相場のなかも5日続伸と気を吐いている。連休期間中に欧米株市場は波乱含みの展開となったが、前日は下げが一服しハイテク株を中心に買い戻す動きが顕在化した。米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5日ぶりに反発、半導体製造装置世界トップのアプライドマテリアルズも続伸し目先底入れの兆しをみせている。東エレクも前週から5日移動平均線の上に株価を浮上させており、目先は機関投資家のポジション調整の売りも一巡したことで下値抵抗力を発揮しやすい場面にある。

■ALBERT <3906>  6,780円  -1,000 円 (-12.9%)  11:30現在
 ALBERT<3906>が7営業日ぶりに急反落している。18日の取引終了後に発表した20年12月期上期(1~6月)の最終損益(非連結)が1億1400万円の赤字(前年同期は7700万円の黒字)と赤字転落となったことが嫌気されている。自動車、製造、通信、流通・インフラ、金融といった重点産業におけるリーディングカンパニーとの取引を引き続き深耕し、分析プロジェクトの受注は好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で分析プロジェクト開始に向けた顧客意思決定の遅れなどによる売上計上時期の期ずれが発生したことが響いた。また、外部調査委員会による調査に伴い、調査費用1億7600万円を計上したことも利益を圧迫した。

■JCRファーマ <4552>  12,290円  -340 円 (-2.7%)  11:30現在
 JCRファーマ<4552>は反落している。18日の取引終了後、同社の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用したムコ多糖症2型(ハンター症候群)治療酵素製剤「パビナフスプ アルファ(遺伝子組み換え)」に関して、厚生労働省から希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)に指定されたと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。なお、同剤は18年10月に米国で、19年2月に欧州で希少疾病用医薬品に指定されており、今年9月中に日本での製造販売承認申請を予定している。

■飯田GHD <3291>  2,162円  -16 円 (-0.7%)  11:30現在
 飯田グループホールディングス<3291>が底堅い動きとなっている。午前9時10分ごろ、従来16円としていた21年3月期の中間配当予想を31円(前年同期31円)に引き上げると発表しており、これが株価を下支えしている。なお、期末配当予想は16円を据え置いており、年間配当は47円(前期62円)となる予定だ。

■三菱UFJ <8306>  439.4円  -2 円 (-0.5%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など生保株が軟調。ここ欧米株市場が波乱展開となるなか、大手金融株への売り圧力が強まっており、その流れが東京市場にも波及している。欧州では新型コロナウイルス感染が再拡大していることで経済停滞への影響が懸念されているほか、米国でも財政出動への過度な期待が目先しぼんでおり、景気先行きへの警戒感が金融株の下げ圧力となった。また、欧州金融機関のマネーロンダリング疑惑なども日米の金融セクターに重荷となっている。

■ワタベウェディング <4696>  396円  +80 円 (+25.3%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ワタベウェディング<4696>がストップ高の396円に買われている。21日の複数のメディアで、政府が現在、少子化対策として行っている30万円を上限とする新婚世帯への費用補助について、21年度から最大60万円に倍増する方針を固めたと報じられており、ブライダル大手の同社にも恩恵を期待した買いが入っているようだ。

■鈴与シンワート <9360>  2,010円  +400 円 (+24.8%) ストップ高   11:30現在
 鈴与シンワアート<9360>の上げ足が止まらない。前週末18日はストップを演じるなど投資マネーの流入が加速したが、きょうも寄り付きから大きく買いが先行した。同社はシステム開発会社でNTTデータ<9613>と協力して需要開拓を進めている。菅新政権ではデジタル行政の推進に積極的で、2021年秋までにデジタル庁の新設に取り組む構えが伝えられている。その際、業界最大手で元締め的な存在のNTTデータに商機が大きいとの見方も強く、NTTデータの2次請け開発を手掛ける鈴与シンワにも収益機会が高まるとの思惑が株価を押し上げている。また、同社は前週にビジネスチャットのAPI連携により、在宅勤務でも押印が可能なほか、ワークフロー処理の時間を大幅に短縮できる印鑑Bot「Biz-Oin(ビズ オーイン)」の提供を開始することを発表しており、これも引き続き株価の刺激材料となっているもようだ。

●ストップ高銘柄
 ブロードバンドタワー <3776>  605円  +100 円 (+19.8%) ストップ高   11:30現在
 東邦金属 <5781>  915円  +150 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ソルクシーズ <4284>  1,146円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 ポート <7047>  822円  -150 円 (-15.4%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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