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【市況】日経平均は151円安、円高など嫌気し下げ幅拡大

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は151円安(9時25分現在)。日経平均寄与度では、エムスリー<2413>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などがマイナス寄与上位となっており、一方、KDDI<9433>、味の素<2802>、資生堂<4911>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、陸運業、精密機器、輸送用機器、ゴム製品、ガラス土石製品が値下がり率上位、海運業、倉庫運輸関連、鉱業、証券商品先物、繊維製品が値上がり率上位となっている。

日経平均は58円安で始まった後、下げ幅を拡大している。昨日のFOMCでゼロ金利政策が長期にわたって継続することが示され市場の安心感となったが、米株式市場でダウ平均が取引終了にかけて急速に伸び悩んだことから、東京株式市場での株価押上げ効果は限定的だった。また、昨日は菅内閣が発足し菅首相はじめ新閣僚が記者会見に臨み、菅政権の政策に期待する向きもあるものの、新閣僚の顔ぶれは昨日日中までにすでに報じられており、一旦、材料出尽くしと見る向きもあった。さらに、外為市場で1ドル=105円00銭近辺と昨日午後の円の高値よりさらに20-30銭ほど円高・ドル安に振れていることも買い手控え要因となった。

《FA》

 提供:フィスコ

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