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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アスクル、イノベーショ、コーセル (16日大引け後 発表分)

アスクル <日足> 「株探」多機能チャートより

 16日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アスクル <2678>   ★今期経常を一転4%増益に上方修正
 ◆21年5月期の連結経常利益を従来予想の70億円→90億円に28.6%上方修正。従来の19.1%減益予想から一転して4.0%増益見通しとなった。eコマース市場の拡大を追い風に法人顧客数が増加するほか、手指消毒液やマスクといった感染対策商品の特需による売り上げ構成の良化も利益を押し上げる。また、原価低減に加え、物量の増加で物流生産性が回復することも上振れの要因となる。

 アスコット <3264> [JQ]  ★今期経常を一転2.1倍増益に上方修正
 ◆20年9月期の連結経常利益を従来予想の3.6億円→10.3億円に2.8倍上方修正。従来の27.2%減益予想から一転して2.1倍増益見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響などで不動産ソリューション事業における収益不動産の販売数が減少するものの、不動産開発事業で利益率の高い販売用不動産の売却が進み、採算は大きく改善する。

 イノベーション <3970> [東証M]  ★今期経常を42%上方修正・4期ぶり最高益更新へ
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の1.9億円(予想レンジ中値)→2.7億円に42.1%上方修正。増益率が9.8%増→56.1%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大による影響を改めて精査した結果、懸念していた対面営業の自粛や顧客企業の広告宣伝費抑制などによる売上高減少リスクは極めて限定的にとどまると判断。好調だった第1四半期の実績も考慮し、上方修正に踏み切った。

 コーセル <6905>   ★6-8月期(1Q)経常は5.7倍増益・上期計画を超過
 ◆21年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比5.7倍の11億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染症の拡大を見越した前期末の先行発注による受注残を消化するなど、日本生産販売事業でスイッチング電源の販売が急増したことが寄与。人件費の削減や経費節減による収益力の向上も大幅増益につながった。
  上期計画の10.7億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 アルプス物流 <9055> [東証2]  ★上期経常を39%上方修正
 ◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の9億円→12.5億円に38.9%上方修正。減益率が53.7%減→35.7%減に縮小する見通しとなった。電子部品物流事業で生産性向上や固定費削減などを進めたことに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で生協宅配ビジネスが想定以上に好調だったことも上振れの要因となる。

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