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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ソフトバンクG、ヤーマン、三井ハイテク

SBG <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤーマン <6630>  1,838円  +249 円 (+15.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ヤーマン<6630>は急騰。11日の取引終了後に発表した21年4月期第1四半期(5~7月)の連結決算は、売上高87億5400万円(前年同期比60.6%増)、経常利益15億9100万円(前年同期比2.5倍)に急拡大しており、これを好感する買いが入っている。新型コロナウイルスの感染拡大で巣ごもり消費が増加するなか、美顔器などの美容健康機器が直販部門でインフォマーシャル(欧米で登場したテレビショッピングの手法)が大きく伸びたほか、テレビ通販会社向けの販売や中国国内のECなども好調だった。経常利益は上期計画の16億3600万円にほぼ到達しており、業績上振れが確実とみられる。

■三井ハイテック <6966>  2,025円  +228 円 (+12.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 三井ハイテック<6966>が続急騰。株価は前営業日比13%高の2030円まで上値を伸ばし、約8カ月ぶりに年初来高値を更新している。11日の取引終了後に発表した21年1月期上期(2~7月)の連結決算は、売上高440億4100万円(前年同期比4.2%増)、経常損益7億8600万円の黒字(前年同期は600万円の赤字)となったことが好感されている。5G(第5世代移動通信システム)関連向けやテレワークの拡大に伴う情報通信機器関連向けの半導体需要が増加するなか、ICリードフレームの販売が伸びたことに加え、生産性向上や原価低減を進めたことも利益改善につながった。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,415円  +555 円 (+9.5%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が大幅高、マドを大きく開け一時583円高の6443円まで買われる場面があった。売買代金は、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>を大幅に上回る高水準をこなし全市場を通じて断トツ。同社はきょう取引開始前に、同社が傘下に置く英半導体設計大手のアームの株式を米画像処理半導体大手のエヌビディアに売却することを発表、売却金額は最大で約400億ドル(4兆2500億円)となる見通しで、巨額のキャッシュ化がポジティブサプライズとしてソフトバンクGの株価を押し上げた。一方、ソフトバンクGはその対価として現金化した資金の一部をエヌビディアの株式保有に充てる見通しで、これもプラス材料として株高を助長している。

■VTホールディングス <7593>  416円  +33 円 (+8.6%)  11:30現在
 VTホールディングス<7593>が急伸。同社はホンダ・日産系の自動車ディーラーで、販売部門を軸に海外でM&A戦略を推進し業容拡大に取り組んでいる。前週末11日取引終了後、負ののれん発生益などを背景に21年3月期の業績予想を大幅増額修正、営業利益は従来予想の30億円から58億円(前期比10%増)に大幅増額、減益見通しから2ケタ成長に変わったことで、これがサプライズを呼んだ。

■ハローズ <2742>  4,430円  +330 円 (+8.1%)  11:30現在
 ハローズ<2742>が大幅高で3日続伸している。前週末11日の取引終了後、21年2月期単独業績予想について、売上高を1420億円から1484億円(前期比10.2%増)へ、営業利益を54億4000万円から67億2000万円(同27.0%増)へ、純利益を35億8000万円から45億3000万円(同27.8%増)へ上方修正したことが好感されている。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛による生活者の購買行動の変化から、食料品を中心とした在宅用消費が増加したことが要因。また、利用客がいつでも買い物ができる365日全店24時間営業の継続や商品仕入れ対策などを行ったことも寄与した。また、業績予想の修正に伴い、従来中間・期末各14円の年28円を予定していた配当予想を中間・期末各16円の年32円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。

■ティーケーピー <3479>  2,655円  +135 円 (+5.4%)  11:30現在
 ティーケーピー<3479>が反発している。東京証券取引所が9月11日、同社株を9月14日付で貸借銘柄に選定すると発表したことを受けて、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入っているようだ。なお、日本証券金融も9月14日約定分から貸借銘柄に追加している。

■北の達人 <2930>  564円  +15 円 (+2.7%)  11:30現在
 北の達人コーポレーション<2930>が3日続伸、500円台前半を横に走る75日移動平均線を足場に上放れつつある。健康食品や化粧品などを自社企画し、製造をアウトソーシングするビジネスモデルで業績成長路線を続けてきた。21年2月期はコロナ禍により減収減益を見込むが、株価には織り込み済みで徐々に来期以降の回復を買う動きに変わってきた。美容トレンドとして脚光を浴びるマイクロニードルのブームを捉え「ヒアロディープパッチ」が大ヒットし収益に貢献している。前週末11日取引終了後、「ディープパッチシリーズ」がマイクロニードル化粧品市場で売上世界ナンバーワンとしてギネス世界記録認定されたことを発表、これが足もとの株価を強く刺激している。

■サイボウズ <4776>  3,125円  +80 円 (+2.6%)  11:30現在
 サイボウズ<4776>は続伸。前週末11日の取引終了後、9月24日付で東証マザーズに新規上場予定のトヨクモ<4058>の売り出し価格が決定したのに伴い、21年12月期第3四半期決算で特別利益に投資有価証券売却益3億9800万円を計上すると発表しており、これが好感されている。

■シーアールイー <3458>  1,457円  +17 円 (+1.2%)  11:30現在
 シーアールイー<3458>が高い。同社は物流施設の賃貸・管理を行うが足もとの業績は好調に推移している。前週末11日取引終了後に発表した21年7月期の業績は営業利益が前の期比2.6倍の42億2800万円と急拡大した。また、21年7月期についても前期比18%増の50億円見通しと2ケタ成長を続ける見通しにあり、これを材料視する買いを呼び込んだ。更に今期年間配当は前期実績比1円増配の23円を計画、これも株高を後押ししている。

■プロレド・パートナーズ <7034>  4,535円  -925 円 (-16.9%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 11日に決算を発表。「5-7月期(3Q)経常は9%減益」が嫌気された。
 プロレド・パートナーズ <7034> が9月11日大引け後(15:00)に決算を発表。20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の経常利益(非連結)は前年同期比15.5%増の9.5億円に伸び、通期計画の12.3億円に対する進捗率は77.5%となり、前年同期の79.1%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒プロレド・パートナーズの詳しい業績推移表を見る

■ソフトバンク <9434>  1,280円  -27.5 円 (-2.1%)  11:30現在
 ソフトバンク<9434>が7日続落し、年初来安値を更新。先月28日取引終了後、ソフトバンクグループ<9984>が保有する同社株のうち約9億2749万株を国内外で売り出すことを発表。最大で約1兆4000億円規模の売り出しとなるとみられている。きょうから16日までが売り出し価格決定期間であり、株価は軟調な値動きとなっている。

■エムジーホーム <8891>  618円  +100 円 (+19.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エムジーホーム<8891>がストップ高カイ気配。前週末11日の取引終了後、21年3月期の連結業績について、売上高を103億5000万円から126億200万円(前期比21.7%増)へ、営業利益を6億9500万円から7億1000万円(同9.9%減)へ、最終利益を4億6000万円から15億9300万円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感されている。20年7月にTAKI HOUSEの株式を取得し、同社及び同社子会社2社を連結子会社化したことが寄与する。また、これに伴い約11億7000万円の負ののれんを特別利益として計上することも最終利益を押し上げる。

■フリービット <3843>  1,026円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 フリービット<3843>がストップ高。11日の取引終了後に発表した21年4月期第1四半期(5~7月)の連結決算は売上高134億1700万円(前年同期比0.2%増)、経常利益5億8600万円(同2倍)となり、これを好材料視する買いが入っている。新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワーク需要の高まりを背景に、インフラテック事業でMVNO支援パッケージをはじめとする通信インフラサービスが好調だった。また、お薬手帳アプリの利用者増加や薬局向けソリューションの顧客獲得、不採算事業の整理が寄与し、フリービットEPARKヘルスケアが展開するヘルステック事業が黒字化したことも増益に大きく貢献した。

■ALiNK <7077>  3,255円  +460 円 (+16.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 ALiNKインターネット<7077>は続急騰、一時ストップ高の3295円に買われる場面があった。 前週末11日、気象庁ホームページのウェブ広告運用業務等委託の企画競争による入札に参加し、8月5日に落札したと発表しており、これが材料視されているようだ。気象庁はホームページによる持続的・安定的な情報提供を維持・推進する事を目的として、9月15日の14時以降、同庁ホームページに有料の広告枠を設ける事を決定しており、同社によると初回は既に大塚製薬(東京都千代田区)が純広告主として出稿する事が決まっているという。なお、業績における影響は現在精査中としている。

■石井表記 <6336>  728円  +100 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 石井表記<6336>がストップ高カイ気配となっている。前週末11日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)連結決算が、売上高50億3400万円(前年同期比9.6%増)、営業利益2億6100万円(同3.1倍)、最終利益2億4700万円(前年同期7800万円の赤字)と従来予想の営業利益2億2300万円を上回り、大幅増益となったことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響で、顧客の設備投資延期や営業活動縮小を余儀なくされたものの、プリント基板分野、液晶関連分野における消耗品販売が増加したことが業績を牽引した。また、原価がともに想定を下回ったことも寄与した。同時に、従来未定としていた21年1月期通期業績予想を発表しており、液晶関連分野でインクジェットコーターが中国経済の再開を受けて現地据え付けが可能となったことが牽引役となり、売上高109億8300万円(前期比5.9%増)、営業利益8億2400万円(同2.6倍)、最終利益7億1500万円(同6.8倍)を見込むとした。年間配当は前期同様に期末一括10円を予定している。

■ソフトマックス <3671>  1,128円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   11:30現在
 ソフトマックス<3671>が続急騰、150円高はストップ高となる1128円でカイ気配に張りつく人気となった。Web型電子カルテを主力に医療情報システム開発分野に展開し、会計システムなども手掛け医療ICT関連の有力株として頭角を現している。中規模病院向けを中心に需要開拓を進め、収益は高成長路線を走る。新型コロナウイルス感染症への警戒感が高まるなか、院内での感染防止策として非接触型の電子カルテに対するニーズが喚起されていることは追い風だ。業務提携にも前向きで、医療機関への業務請負や介護サービスなどを展開するソラスト<6197>とは医療ICTの活用に関連したサービスで包括的に協業している。20年12月期中間期(1~6月)の営業利益は前年同期比25%増の1億2500万円と好調だ。

●ストップ高銘柄
 アマテイ <5952>  235円  +50 円 (+27.0%) ストップ高   11:30現在
 アズ企画設計 <3490>  1,713円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在
 ダイヤHD <6699>  1,029円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 ショーケース <3909>  1,142円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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