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【市況】米国株見通し:高安まちまちか、企業決算集中し業績にらみ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15時40分現在)

S&P500先物      3,233.38(+1.13)
ナスダック100先物  10,690.38(+15.13)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル安。NY原油先物(WTI)はほぼ横ばいで、今晩の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。


27日の取引で主要3指数は反発。ダウは序盤の取引で不安定な値動きとなったが、114ドル高の26584ドルで取引を終えた。トランプ政権による1兆ドル規模の新型コロナウイルスの追加支援策が投資家心理を支えるなか、ハイテク関連株に買戻しが膨らんだ。コロナ被害の深刻化で先行きの回復シナリオに不安が広がる半面、一部のバイオ製薬メーカーがワクチン開発に向けた最終段階の臨床試験に入り、期待感が広がった。


本日は企業業績にらみの展開で売り買いが交錯しそうだ。また、本日と明日開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で、現行の緩和的な金融政策は維持される公算。今後についても連邦準備制度理事会(FRB)の一段のハト派姿勢が見込まれており、金融政策は追い風になりそうだ。ただ、景気の早期回復は見込みにくく、買いを抑制する可能性があろう。今晩は有力企業の決算が集中し、マクドナルドやファイザー、スリーエム、スターバックスなどの銘柄に動意があろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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