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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

ストリームM <日足> 「株探」多機能チャートより

■ストリームM <4772>  300円 (+80円、+36.4%) ストップ高

 ストリームメディアコーポレーション <4772> [JQG]がストップ高まで買われた。同社は22日、世界初のオンライン専用コンサート「Beyond LIVE」で、ガールズグループのTWICEを皮切りに、さまざまなグローバルアーティストの公演を開催する予定だと発表。これが株価を刺激したようだ。「Beyond LIVE」は、新たなカルチャーテクノロジーをコンサート分野で実現し、AR(拡張現実)技術やリアルタイムでアーティストとのコミュニケーションを楽しめるインタラクティブな機能まで加わったオンライン専用コンサート。「Beyond LIVE」はBeyond Live Corporationとグループ会社との提携により制作され、Beyond Live Corporationの親会社であるSMEJ(東京都港区)は8月1日付でストリームMとの合併を予定している。

■コパ <7689>  4,700円 (+700円、+17.5%) ストップ高

 コパ・コーポレーション <7689> [東証M]がストップ高。22日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を56億700万円から64億1900万円(前期比14.5%増)へ、営業利益を7億800万円から8億9800万円(同4.2%増)へ、純利益を4億5700万円から5億9700万円(同6.4%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、 新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントの中止や店舗の休業などにより、ベンダー販売やセールスプロモーション、デモカウで売上高の減少を見込んでいたが、店舗の休業による売上高減少の影響が予想よりも小幅であったことが要因。また、巣ごもり消費に関連していると推測されるテレビ通販とインターネット通販が好調に推移していることも寄与するという。

■JFEシステ <4832>  4,120円 (+565円、+15.9%) 一時ストップ高

 JFEシステムズ <4832> [東証2]が6連騰。22日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比37.4%増の10億700万円に伸びて着地しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で企業収益が急速に減少するなど厳しい事業環境にあるなか、クラウドやサーバー仮想化、情報セキュリティー支援サービスを提供する基盤サービス事業などが拡大し、売上高114億3200万円と9.3%の増収を達成した。なお、通期の業績予想は現時点で合理的な算定が困難であることから公表を見送っている。

■サノヤスHD <7022>  183円 (+25円、+15.8%)

 東証1部の上昇率2位。サノヤスホールディングス <7022> が急騰。27日付の読売新聞で「政府は、国内造船業の国際競争力を強化するため、巨額の金融支援を行う新たな枠組みを作る方針を固めた」と報じられたことを受けて、思惑的な買いが入ったようだ。記事によると、1件当たり数百億円規模となる見通しで、年内の実行を目指すという。中韓に対抗し、造船業界の活性化を図るのが目的とされ、サノヤス造船を中核とする同社にもメリットが期待されている。

■ジョルダン <3710>  1,260円 (+157円、+14.2%)

 ジョルダン <3710> [JQ]が4連騰。22日の取引終了後、大阪府とスマートシティ推進に関する協定を21日付で締結したと正式発表しており、改めて好材料視された。今回締結された協定では、ジョルダンの技術を活用した府民の利便性向上を図るための検討及び実証実験の実施や、交通データの標準化及びオープンデータ化の検討、大阪のスマートシティ推進に向けたMaaS分野における啓発協力などを連携して進めるとしている。

■ネットワン <7518>  4,105円 (+355円、+9.5%)

 東証1部の上昇率4位。ネットワンシステムズ <7518> が大幅に5日続伸。22日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高365億500万円(前年同期比2.6%増)、経常利益26億9100万円(同48.1%増)と増収増益を達成しており、これを好材料視する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の影響で営業活動に一部遅れが生じたものの、セキュリティー対策やクラウド基盤などの付加価値ビジネスが好調に推移し、大幅増益を達成した。マーケット別では新型コロナウイルス感染症対応への要望が強いエンタープライズ向けが大きく伸びた。なお、最終利益は前年同期に不正取引関連損失11億1700万円を計上していた反動で、200万円から19億円に急増している。

■NSW <9739>  2,190円 (+172円、+8.5%)

 東証1部の上昇率6位。日本システムウェア <9739> が大幅3日続伸。同社は27日、21年3月期第1四半期決算を発表する予定で、思惑買いが流入したもよう。また、27日は米インフォア及びインフォアジャパンと業務提携したことを発表しており、これも材料視されたようだ。NSWはこの提携により、販売管理から生産管理、サプライチェーンソリューションまでを含んだインフォアの製造業向けERPパッケージ「Infor CloudSuite Industrial」の提供を27日からスタート。両社はエンジニアリングチェーンとサプライチェーン双方をカバーすることでより付加価値の高いソリューションの提供を進めていくとしている。

■インパクト <6067>  1,851円 (+144円、+8.4%)

 インパクトホールディングス <6067> [東証M]が続急伸。同社は27日、サニーサイドアップグループ <2180> のグループ会社であるアジャイルと営業戦略に関するコンサルティング契約を結んだと発表。これによる収益力の向上などが期待されたようだ。アジャイルは、サニーサイドアップグループの事業領域拡大と統合ソリューション力の強化を目的に、今年7月1日に設立された新業態・新商品開発支援会社。インパクトはアジャイルとのコンサル契約により、グループが注力しているシナジー営業(グループ商材横展開)の最大化、フィールドマーケティングにおける企画立案から実行までをワンストップで提供する組織体制の強化などを図り、グループの企業価値の向上につなげるとしている。

■ニフコ <7988>  2,518円 (+187円、+8.0%)

 東証1部の上昇率8位。ニフコ <7988> が大幅3日続伸。27日午後1時ごろ、未定としていた21年3月期通期連結業績予想について、売上高2240億円(前期比22.2%減)、営業利益135億円(同54.6%減)、純利益90億円(同50.9%減)を見込むと発表。減益予想ながら、営業利益で130億円強を見込んでいた市場予想を上回ることが好材料視されたようだ。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高572億8000万円(前年同期比20.5%減)、営業利益40億2800万円(同44.3%減)、純利益18億2500万円(同57.3%減)だった。

■カイノス <4556>  968円 (+69円、+7.7%)

 カイノス <4556> [JQ]が急反発。同社は27日午前11時30分頃に、21年3月期第1四半期(4-6月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比84.3%増の1億6100万円となり、上半期計画2億2000万円に対する進捗率は73.2%となった。売上高は同9.4%減の9億8900万円で着地した。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下での医療機関への訪問規制や外来患者数の減少などから減収を余儀なくされた一方、営業活動の自粛や業界全体の学術活動、学会・セミナーの中止・延期に伴う活動費の減少と経費実行時期の見直しなどが利益を押し上げた。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■細火工 <4274>  1,109円 (+78円、+7.6%)

 細谷火工 <4274> [JQ]や豊和工業 <6203> 、石川製作所 <6208> 、興研 <7963> [JQ]など防衛関連の一角が高い。米政府がテキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じ、その対抗措置として中国外務省が四川省の米国総領事館を閉鎖するよう通知したと発表したことで、米中対立が深まったとの見方から、思惑的な買いが入ったようだ。

■恵和 <4251>  1,446円 (+99円、+7.4%)

 恵和 <4251> [東証2]が急伸。一時、前週末比194円(14.4%)高の1541円に買われた。22日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1-6月)連結業績について、営業利益が3億5900万円から5億3000万円(前年同期比1.3%増)へ、最終利益が2億6400万円から4億5000万円(同20.0%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワークに必要なノートパソコンなどの需要が高まり光学フィルム関係の販売が計画を上回った一方、鉄鋼・製紙関連の需要が落ち込み産業用包装資材の販売が計画を下回り、売上高は71億5700万円の従来予想に対して71億3000万円(同3.8%減)で着地したが、利益率の高い製品分野の販売比率が上昇したことが利益を押し上げた。

■コックス <9876>  227円 (+15円、+7.1%)

 コックス <9876> [JQ]が急反発。22日の取引終了後、保有する投資有価証券を売却したことにより、21年2月期第2四半期決算に売却益12億9000万円を特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視された。

■SYSHD <3988>  1,493円 (+97円、+7.0%)

 SYSホールディングス <3988> [JQ]が急伸。27日前引け後、20年7月期の連結業績予想について、営業利益を2億6300万円から3億4000万円(前期比57.4%増)へ、純利益を1億7600万円から2億2000万円(同42.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は従来予想の58億5000万円(同14.0%増)を据え置いたものの、一部の高収益プロジェクトや技術者の待機工数が計画を下回ったことなどにより利益率が改善したことに加えて、広告宣伝費や社員研修費などの販管費が想定を下回ったことが要因としている。

■ランサーズ <4484>  880円 (+52円、+6.3%)

 ランサーズ <4484> [東証M]が4連騰。22日の取引終了後、同社が提供する法人向け社外人材活用・一元管理ソリューション「Lancers Enterprise」が、経済産業省が実施する「IT導入補助金2020」の補助金対象ITツールに認定されたと発表しており、これが好材料視された。IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者などがITツール(ソフトウェア、サービスなど)を導入する経費の一部を補助することで、業務効率化や売り上げアップのサポートを行うもの。今回、「Lancers Enterprise」が対象ツールに採択されたことで、導入の障壁が下がることになり、同社にとって商機の拡大が期待されている。

※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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