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【市況】マザーズ先物見通し:続落、決算控え様子見姿勢が強まる

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

本日のマザーズ先物は続落が予想される。先週末の米株式市場では、米国政府がテキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じた報復措置として、中国政府も成都の米国総領事館閉鎖を要求し、米中対立深刻化で投資家心理が悪化し下落で寄り付いた。ハイテク株の売りも続き引けにかけて下げ幅を拡大して取引を終了した。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは続落となった。本日のマザーズ先物は、軟調な海外市場が堅調だったナイトセッションの流れを抑えて続落が予想される。国内では、新型コロナウイルスの感染者が大阪でも5日連続で100人以上が続いており、引き続き、時価総額上位のメルカリ<4385>など巣ごもり関連銘柄が相場を下支えすることが期待される。また、西村経済財政相が「在宅勤務を7割」を経済界に再要請と述べたことで、時価総額上位の弁護士ドットコム<6027>など電子決済、在宅勤務関連銘柄が先物を下支えすることも期待される。しかし、軟調な海外市場に加え決算発表のピークを控えていることもあり、個人投資家の様子見姿勢が強まることが予想され、全体としては上値の重い展開が予想される。上値のメドは999.0pt、下値のメドは948.0ptとする。
《YN》

 提供:フィスコ

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