市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:一時1ドル107円10銭台まで軟化、ユーロ買い・ドル売りが波及

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=107円20銭前後と前日の午後5時時点に比べ4銭程度のドル高・円安となっている。

 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=107円27銭前後と前週末に比べ20銭強のドル高・円安で取引を終えた。新型コロナウイルスのワクチン開発を巡るニュースが相次いだことなどから投資家心理が改善。朝安のNYダウが切り返すとともにドル買い・円売りが流入し、一時107円33銭まで上昇した。

 ただ、東京市場に移ってからは弱含む動きで、午前9時00分過ぎには107円13銭まで押される場面があった。新型コロナで打撃を受けた経済を立て直すための欧州復興基金案への合意期待からユーロがドルに対して買われる場面があり、これがドル円相場に波及した。その後は仲値(金融機関が外国為替取引をする際の基準となるもので、午前9時55分のレートを参考に決定する)に向けて持ち直す動きとなり、107円20銭台を回復している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1456ドル前後と前日の午後5時時点に比べ横ばい圏。対円では1ユーロ=122円82銭前後と同7銭程度のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均