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【通貨】外為サマリー:107円20銭台まで下押し、ユーロ買い・ドル売りが波及

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=107円29銭前後と前週末の午後5時時点に比べ10銭強のドル高・円安となっている。

 朝方には107円53銭まで上昇する場面があったものの、仲値(金融機関が外国為替取引をする際の基準となるもので、午前9時55分のレートを参考に決定する)を通過したあとは伸び悩む展開となった。世界各国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、経済活動の正常化が遅れるとの懸念が依然としてくすぶっていることが重荷となっている様子。日経平均株価が一時下げに転じたことや、時間外取引のNYダウ先物が軟調に推移していたことがドル円相場に影響した。午後に入ると、復興基金案が予定の18日までにまとまらず、会議日程を延長した欧州連合(EU)首脳会議への期待が再び高まるかたちでユーロがドルに対して買われたことで、対円でもドル売りが波及し107円20銭台まで押された。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1452ドル前後と前週末の午後5時時点に比べ0.0060ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=122円87銭前後と同80銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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