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【材料】<動意株・20日>(大引け)=JIGSAW、モバファク、パソナGなど(その1)

JIGSAW <日足> 「株探」多機能チャートより
 JIG-SAW<3914>=後場急伸。同社はきょう、米国法人のJIG-SAW USが自社のIoT管理プラットフォーム・IoTエンジン「neqto:」とグーグルクラウドプラットフォーム(GCP)との統合を通じ、北米や欧州などグローバル市場での利用促進を目的にしたGoogleとパートナーシップ契約を締結したと発表。これが株価を刺激しているようだ。グーグルクラウドとのパートナーシップの目的は、エッジデバイスをGCPにシームレスにつなげること。JIG-SAW USは、GCPとのパートナーシップをベースに「neqto:」のエンタープライズ用エッジIoTデバイスを業界最多レベルの100億台でGCPにつなげることを目指すとしている。また、今後は「neqto:」のエンタープライズプラットフォームに直接Google Cloud IoT Core上で構築できる機能など、新たな統合機能を追加する予定だという。

 モバイルファクトリー<3912>=3日ぶり反発。この日正午ごろ、100%子会社ビットファクトリーが、ブロックチェーン×位置情報連動型ゲームであり、「ステーションメモリーズ!」(略称「駅メモ!」)の最新シリーズ「駅メモ! Our Rails」を、8月3日付でWebブラウザ向けに配信開始すると発表しており、これが好感されている。「駅メモ! Our Rails」(略称「アワメモ!」)は、ユーザーがプレイヤーとしてプレイするだけではない、さまざまな体験が可能な点が特徴。駅メモ!の既存機能にユーザー自ら駅を盛り上げることができる「フェア機能」や、トークン化された駅を購入して、ユーザー自身が駅のオーナーになれる「ステーションオーナー機能」の2つの新機能を追加。ユーザーが主体となって、ゲームに参加することで実際の駅を盛り上げることや収入を得ることができ、ゲーム内での働きかけが現実世界にも作用するゲームとしている。

 パソナグループ<2168>は大幅反発。前週末17日の取引終了後に21年5月期連結業績予想を発表し、売上高3100億円(前期比4.6%減)、営業利益100億円(同5.5%減)、最終利益25億円(同4.2倍)と大幅な最終増益を見込んでおり、これが好感されている。企業の効率的な事業活動を支援するBPOサービス(委託・請負)や再就職支援サービスの領域で企業需要の拡大が見込まれるものの、新型コロナウイルス感染症の収束時期や第2波の発生懸念など不透明感が強く、それによる国内企業の事業活動や人材採用に影響が生じることから、営業利益は減益を見込む。ただ、前期に計上した固定資産の減損損失の一時的な要因がなくなるため、最終利益は大幅増益となる見通しだ。なお、20年5月期決算は、売上高3249億8400万円(前の期比0.6%減)、営業利益105億7700万円(同11.8%増)、純利益5億9400万円(同69.9%減)だった。

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