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【市況】日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は反発、ソフトバンクGとファナックの2銘柄で約65円押し上げ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

13日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり214銘柄、値下がり10銘柄、変わらず1銘柄となった。

日経平均は反発。386.44円高の22677.25円(出来高概算6億2463万株)で前場の取引を終えている。先週末10日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は369.21ドル高の26075.30ドル、ナスダックは69.69ポイント高の10617.44ポイントで取引を終了した。全米でウイルス感染が引き続き拡大する中、ウイルス治療薬に期待が広がったほか原油高で投資家心理が改善し寄り付きから買いが先行。トランプ大統領が「中国との信頼関係が毀損しており、現時点で、米中第2段階貿易協定は考えられない」と発言すると米中関係悪化懸念がひろがり一時上げ幅を縮める局面もあったが、引けにかけては再び上げ幅を拡大した。米国株高を受けた今日の東京株式市場は、買いが先行した。新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒感は引き続き強いものの、先週末10日に日経平均が250円近く下落したことで押し目買いが入りやすかった。また、先週、株式市場の上値抑制要因となったETFの分配金換金に伴う売りが一巡したとみられ、需給悪化懸念が後退し、積極的な買いを手控えていた投資家の買いも誘ったようだ。

値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約65円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはアルプスアルパイン<6770>で8.76%高、同2位はマツダ<7261>で8.44%高だった。

一方、値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は中外薬<4519>となり、2銘柄で日経平均を約23円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは安川電機<6506>で2.07%安、同2位は東京エレクで1.45%安だった。安川電は、先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は62.3億円で前年同期比21.6%減益となり、会社計画40億円を上振れる着地に。コンセンサスも上振れたが、回復期待が株価に織り込まれつつあった中、やや利食い優勢に。


*11:30現在

日経平均株価  22677.25(+386.44)

値上がり銘柄数 214(寄与度+425.38)
値下がり銘柄数  10(寄与度-38.94)
変わらず銘柄数  1

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 6457 190 +41.07
<6954> ファナック 20400 675 +24.32
<6971> 京セラ 5828 191 +13.76
<6098> リクルートHD 3693 123 +13.29
<6762> TDK 10810 330 +11.89
<7267> ホンダ 2800.5 164 +11.82
<6758> ソニー 8100 320 +11.53
<4063> 信越化 12675 265 +9.55
<6367> ダイキン 18670 255 +9.19
<9433> KDDI 3299 34 +7.35
<7269> スズキ 3854 202 +7.28
<6902> デンソー 4270 199 +7.17
<3382> 7&iHD 3483 179 +6.45
<7951> ヤマハ 4875 165 +5.94
<9613> NTTデータ 1224 33 +5.94
<7203> トヨタ 6731 163 +5.87
<6988> 日東電 6010 160 +5.76
<7733> オリンパス 2017 39 +5.62
<7751> キヤノン 2110 103 +5.57
<6976> 太陽誘電 3460 150 +5.40

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 29180 -430 -15.49
<4519> 中外薬 5325 -73 -7.89
<6857> アドバンテ 6870 -90 -6.48
<4523> エーザイ 8600 -123 -4.43
<6506> 安川電 4025 -85 -3.06
<2413> エムスリー 4890 -5 -0.43
<4543> テルモ 3896 -3 -0.43
<4751> サイバー 5930 -50 -0.36
<4901> 富士フイルム 4630 -9 -0.32
<4689> ZHD 530 -2 -0.03

《CN》

 提供:フィスコ

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