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【材料】<動意株・10日>(前引け)=ドーン、Tホライゾン、PSS

ドーン <日足> 「株探」多機能チャートより
 ドーン<2303>=急伸。9日の取引終了後に発表した21年5月期の単独業績予想で、売上高11億円(前期比4.8%増)、営業利益3億3000万円(同13.8%増)、純利益2億2600万円(同13.0%増)と2ケタ営業増益を見込み、年間配当は前期比1円増の11円を予定していることが好感されている。主力サービスの「NET119緊急通報システム」の積極的な営業展開を行い、クラウドサービスの利用料収入で既存顧客の定常収入に加えて、新たな契約の獲得に伴う増収を見込む。また、受託開発ではクラウドサービスの新規契約に伴う初期構築や、引き続き電力会社における施設管理用の地理情報システムなどの受注を見込んでいる。なお、20年5月期決算は、売上高10億5000万円(前の期比17.6%増)、営業利益2億9000万円(同44.8%増)、純利益2億円(同28.6%増)だった。同時に、兵庫県内の2つの消防で映像通報システム「Live119」の本運用を開始したと発表しており、今後、全国の消防での本格導入を積極的に推進するとしていることから、これも好材料視されているようだ。

 テクノホライゾン・ホールディングス<6629>=急反発。6月22日に年初来高値1003円をつけたが、その更新を意識する局面にある。レンズ技術に強みを持つFA・光学機器メーカーで、監視カメラでも実績が高いほか、認証分野での展開力にマーケットの注目が集まっている。世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、同社は子会社を通じ世界最先端のビデオ監視ソリューションを手掛ける中国Dahua社と連携し、非接触型人体測温と顔認証を同時に行える「AI顔認証付きサーマルカメラ」の販売を手掛けている。これを手掛かり材料に投資資金が継続的に流入している。 

 プレシジョン・システム・サイエンス<7707>=大幅続伸。75日移動平均線を足場に一気に切り返しに転じてきた。同社は9日取引終了後、日本国内で販売を計画している新型コロナウイルス対応の全自動PCR検査装置「ELITe InGenius」専用のPCR試薬「エリート MGB SARS-CoV-2 キット」が、厚生労働省健康局感染症課・国立感染症研究所による「臨床検体を用いた評価結果が取得された 2019-nCoV 遺伝子検査方法」(2020年 7 月 8 日版)において、陽性一致率100%、陰性一致率100%との結果が記載、公表されたことを発表した。これにより、同製品は保険適用の対象となる。これを材料視する形で投資資金が集中している。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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