市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:一時1ドル107円10銭台に軟化、株高は支援材料に至らず

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=107円28銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭弱のドル安・円高となっている。

 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=107円26銭前後と前日に比べ20銭強のドル安・円高で取引を終えた。米株式相場が上昇するなどリスクオン地合いとなるなか、流動性が高く低リスク通貨とされるドルの需要が後退。ユーロ買い・ドル売りがドル円相場に波及するかたちで、一時107円20銭まで軟化した。

 東京市場では朝方こそ107円32銭まで持ち直す場面がみられたものの、米国で新型コロナウイルスの感染が拡大していることなどから追随買いは広がらず。日経平均株価が反発して始まるとドル需要の後退が再び意識され、午前9時10分過ぎには107円18銭をつけた。その後はやや下げ渋っているが、きょう発表される中国の6月消費者物価指数(CPI)などを見極めたいとして戻りは限定的となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1333ドル前後と前日の午後5時時点に比べ0.0040ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=121円59銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均